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さるのこしかけ「飲尿をしている私」に魅せられて

さくらももこさんのエッセイ「さるのこしかけ」の中に「飲尿をしている私」の話しがある。

要約すると、飲尿が「とにかく何にでも効く」ということで腹を据え、一度は挫折した飲尿療法をイザ決行に至るという話しである。

この手の話しが好きな私は繰り返し読むどころか、「飲尿」に興味が湧いてしまい、ネットで調べまくる始末となった。 



まさか今だに推奨されている療法であるとは驚いた。


ある医師のコラムによると、尿には4000種類以上もの物質が含まれているにも関わらず無菌であるらしい。
また、ホルモンや病気の抗体が含まれており、完全なる栄養飲料とのことだ。


本書にも、さくら氏は、飲んで1時間以内に体内の便が全部出て、腹痛も感じないのに、まるで下剤を服用したかのようにジャンジャン出ると記している。


途中、好転反応に見舞われるが、2週間後には体調がすこぶる良くなっていったというではないか。


肩こりも倦怠感も消え、「まるで子供の頃の体に戻ったようである」と。


飲尿により腸内環境がリセットされるのだろうか?


当時さくら氏は20代であったはずで、40代の私よりも体力も回復力も十二分に備わっていそうだが、仕事が目まぐるしく過酷だったことは、想像につく。


目まぐるしくはないが、更年期真っ只中40代の私が飲尿療法をすることで、子供の頃に戻ったような身の軽さとなるのだろうか?

それならばやってみたいとも思う。

がしかし、健康診断の際に持参する、朝一採取する尿が指に飛び散るだけでも入念に手を洗う私が、飲むことを受け入れると思えない。


健康な人の便を移植すると、たちまち腸内環境が整って難病までも改善されると話題の療法があるが、こちらは、体への負担も金銭的も考慮すると一歩が踏み出せない。

その反面、飲尿療法は0円だ!

自分の朝露をカップに絞り取るだけ。他人様の物ではない。
ごくんと飲み込むだけである。ごくんと。


飲尿療法が便移植同様、アトピー性皮膚炎、がん、うつ病など多種多様の病状や予防にも効果的であるため、私は0円療法を推奨したいが、便移植も0円なら話は変わってくる。


少し脱線すると、うさぎが「食糞」する場合がある。未消化物の栄養素を摂取する本能らしいが、それと似ていると思った。


そしてこれは定かではないが、生理の血は「薬に匹敵する」と耳にしたことがある。

事実なら、健康な人の月経血を子宮疾患者や不妊症に悩む人に移植する方法で良い方向に向かうのではないか?

経血が困難であれば、オリモノの移植で何かしら改善するのではないか?などと妄想が膨らむ。


科学的根拠はあって無いようなもの。
唾液が多いと健康体を維持できる理屈と同等。


飲尿は手軽にできる療法だが、やはりゲテモノ料理を毎朝食すような抵抗感が拭えない。


コツは息を止めて一気に飲み干すとのことだ!😚




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