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ハプニングを自分で起こすメキシコの旅

最初に入社した会社の上司が、メキシコのグアナファトにいるという友人の話をよくしてくれ、私がもしメキシコに行ったら、会いに行けばいいと言われていた。

そして、行くことにしたんだ。

でも、その会社を泣く泣く辞めて、転職してからね。

転職した会社で、ある特権を得て、2週間休みをもらったから行けた。

それも2年続けて・・・今だったら、無理だったかも。


第一回目のメキシコで、気持ちが舞い上がってしまっていて、エアチケットをよく見ずに購入し、サンフランシスコ経由だったのはわかっていたけれど、6時間待ちだったことは、サンフランシスコに到着してからわかった。

私にはよくあることだけど、どうしようか考えた。

一度外に出て、ゴールデン・ゲート・ブリッジくらい見に行こうかと思ったけれど、ちょうど大地震があった後だったので、我慢して、椅子に横になったりして、時間つぶしし、空港で6時間待った。

そして、メキシコに着いたら、今度は荷物検査の信号待ち。

「緑」がつきますように祈っていたけれど、「赤」が出たので、ス-ツケースを開けなければならず、友人に持って行ったお菓子の箱が見つかり、「これは何?」と聞かれ、ドキドキしながら、「おもちゃ」と答えて、それでパスした。

あぶなかったぁ・・・

その日は友人はガイドの仕事があるから、空港に迎えに来れないと言うので、私はタクシーに一人で乗ったけど、ちょっと怖かったんだ。

初めてのメキシコだったし、タクシーには気をつけろとかってガイドブックには載ってるし・・・その上、タクシーに乗ったら、明るい運転手さんに、

「日本人?スペイン語しゃべれるんだろ?ここに座れ~!」

と、助手席に座らされるし・・・

ガイドブックに、タクシーで助手席に乗せられることがあるなんて書いてあったかどうか確かではなかった。

怖さを出さないように、笑ってごまかし、おしゃべりをしようと集中することで、恐怖を発散し、無事ホテルに到着した。

あの時は、女性一人だと危ないからと言われたので、JALのホテルに泊まった。

それにしても、一晩寝て、翌日友人に会ったときには、ホッとした。

翌日から市内見学をしたり、ピラミッドが見たかったので、世界遺産のテオティワカンに連れて行ってもらった。

太陽のピラミッド、月のピラミッドを見るのにすごく長い距離を歩いた。

(あのときの写真はすべて実家にあるので、写真は引用させてもらった。)

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とにかく広大だったので圧倒されてしまった。


市内を何度か連れて行ってもらっていた中で、友人は、2日のガイドの仕事が突然入ってしまったので、私は例の上司の知り合いに会いにグアナファトへ行くことにした。

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バスでメキシコシティから5時間位かかったと思う。でも、バスは飛行機のビジネスクラスのような広めの座席で快適だった。

グアナファトは中世のヨ-ロッパと言われる素敵な町なので、とても楽しみだった。

グアナファトに着いて、上司の友人に電話をしたら、

「僕はグアナファトには住んでいません。レオンと言うところにいます。」

と言われ、

ガ~~~~ン!!


ここに着く前に電話しなかったことを反省。

計画性がないというか。

もうその日にレオンに行くバスはなかったので、一晩グアナファトに宿泊しなければいけなくなった。

バスは翌日の午後発。

私は一人で・・・一応若い女性・・・

ここでも、ちょっと怖かった。

とにかく泊まるのには良いホテルでないといけないと思い、グアナファトで一番良いというホテルを探して、宿泊することにした。

確か、歴史あるちょっと高めのホテルに泊まった。この記事に書くのに探してみたけれど、もうどれだかわからない。

上ると階段がギシギシ鳴って、古さを感じるホテルだったのを覚えている。迷路のようだったし、きっと改装されていて、わからなくなってるのだろう。

夕食は、色々探したけれど、結局最後はホテルの近くで、入り口が広く開いたレストランに入って、さみしく(笑)食べた。

とにかく、一人だったから緊張していたので、ホテルに戻ったら、すぐ眠ってしまって、ホテルの良さも十分楽しめなかったのが残念だった。

翌日、レオン行きのバスの出発時間まで、市内ツアーを申し込んだ。

街を歩いていたら、ヨ-ロッパと同じような建物があるし、高台から見た市内は、なんだかメキシコではない感じがした。

とてもきれいな街。

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このツア-にはグアナファトの有名なミイラ博物館の見学が含まれていた。

市内見学中にどうしようか迷っていたけれど、勇気を出して、行くことにした。

いやあ・・・・なんとも言えない。

あれは見なければわからないと言っても、たくさんの人がブログで書いているから、写真を見れる。

私はもういい。

とにかく、妊婦さんはいるわ、子供もいるわで、目がおかしくなるかと思った。

ガイドブックを読んでいたから、知ってはいたものの、その博物館を出ると、ミイラの色と形をした飴を売ってた。

もちろん、いらない!!

私はすぐにバスに乗りこみ、ツアー解散となって、今度はレオンに行くバスターミナルに向かい、無事にレオンに住んでいる上司の友人宅に着いたのであった。

とにかく、一回目のメキシコ旅行は、自分が起こしたハプニングがたくさんあり、大変・・・

ではなく、面白かったな。

日本に帰る前には、アカプルコに行ってみたいと思ったけど、ガイドさんの友人が「あそこはもう古くなっているから」と勧めてくれて、行ったのが、今では有名になったプエルト・バジャルタという海岸。

当時は、あまり知られていなくて、人が少なかったので、最高に楽しめた。

そして、さっき、その友人と電話で話した。

彼女は大学の親友で、今度日本で会おうということになっている。

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