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自分を知ることを学ぶ

「孤独なんて、辛くて耐えられない。」と言う人もいれば、慣れてしまっている人もいる。

日々晩婚化が進み、離婚率が上昇し、人々が長生きするようになると、私たちの多くは人生のどこかで一人暮らしをすることになるという。だから、孤独になっても、しっかり生きていけるようにしなければならない。


私は昔から一人でいるのが好きだった。なぜなのかはよくわからない。でも、友達とおしゃべりして過ごすより、一人でいるほうが自分の心が落ち着いた。

一人で何をしていたか?

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自分の好きな音楽を聴いたりしていたかな。こういう風に書くと、なんだか私は孤独が好きな暗い性格だというイメージを与えてしまうのかもしれないけど、実際、性格は明るい。

学生の頃は、友達や仕事仲間とあちこち行ったりして楽しんだ。自粛になる前までも、しょっちゅう会ったりしていた。

何かの集まりに呼ばれた時など、「嫌だなあ。あまり気が乗らない」と行く前に思っても、行ったら、行ったで、結構楽しんで帰ってくることがあったり、そういう集まりに行って、たくさん人がいて、うるさいと感じると、「早く家に帰って、ソファに座って、一人で静かにゆっくりしたい」と思うこともある。

三ヶ月の自粛のあと、やっと人と会うことが出来るようになっても、会いに行くことが少なくなってしまっている。感染のことが気になるのかというと、そういうことでもないような気がする。

孤独に慣れてしまったようだ。


TED TALK(様々な分野に関する講演を無料で見れる動画)では、スーザン・ケインさんというアメリカの作家であり、講演者である彼女が話した「内向的な人が秘めている力」の中で、孤独に関して述べていた。

ダーウィンは 1人で森を長時間散歩することが多く  パーティの招待はきっぱり断っていました。
ドクター・スースとして知られるセオドア・ガイゼルは あの数々の素晴らしい創作を  カリフォルニア州ラホヤの自宅裏にある孤独な塔のような書斎で生み出しました。
最初のアップルコンピュータを作った ウォズニアックは 当時働いていたHPで  いつも自室に1人閉じこもっていました。子どもの頃いつも家に閉じこもっているような 内向的な性格でなければ  そもそも技術を極めることも なかっただろうと言っています。
ウォズニアックがジョブズとアップルを始めたのが  成功した共同作業の良い例です。
その一方で 孤独もまた大切であり ある人々にとってそれは 呼吸する空気のようなものなのです。実際私たちは何世紀にも渡って 孤独の持つ超越的な力を知っていました。それを忘れるようになったのはつい最近のことなのです。
モーセ、 イエス、 ブッダ、 ムハンマド・・・ 探求者は1人で荒野をさすらい その中で顕現や啓示を得ます。そしてそれを みんなのいる コミュニティへと持ち帰るのです。だから荒野なくして啓示はないのです。

孤独は空虚さや悲しみと結びついていることが多いため、恐怖心を呼び起こすが、孤独というのは、時にはとても必要なもので、これから、孤独に生きるという可能性があることも忘れてはならない。

孤独というのは、自分の声に耳を傾けて、自分を知ることを学ぶ。

また、鎮痛剤のようなもので、痛みを鎮め、魂を癒してくれるもの

トルストイも「孤独な時、人間はまことの自分自身を感じる」と言っている。


参照https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/susan_cain_the_power_of_introverts

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