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睡蓮

パリ行きの朝が来た。

田舎の車生活なので

私がフランスで電車に乗るのは

なんと6年ぶり、

娘にとっては初めての高速鉄道TGVだ。

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窓からじっと外を見つめる8歳↑

本を読んでいたら

3時間でパリのリヨン駅に着く。

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サンドウィッチを買って軽く昼食をとり

ホテルに向かった。

綺麗で静かなホテルにホッとして

さっそくパリの中心に出かける。

シャンゼリゼ大通りの端っこから

コンコルドへ、

最初の行先は

オランジュリー美術館。

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遠くにエッフェル塔が見えた!


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オランジュリー美術館は、

チュイルリー公園入口近くの

大きな階段を上がったところにある。

私たちのお目当てはもちろん、睡蓮の部屋だ。

ジヴェルニーの自宅の庭で

何年も取り掛かった大作を

都会人の疲れた心を癒す場として、

モネは戦後のパリに寄贈したそうだ。

私も留学時代、この睡蓮に

エネルギーをたくさん貰った。

ドビュッシーのエチュードを弾いていた時に

恩師にモネを見て来なさいと言われたことが

忘れられない。

ジヴェルニーのモネの家も訪れたことがある。

美術館は改装されてからは初めてだったし

少し前に

原田マハの『ジヴェルニーの食卓』も読んでいたので

なおさら心に沁みた。



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圧倒的な光を放つ睡蓮に囲まれて

しばしうっとり。。。

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魚を探している8歳↑

階下にはマチス、モディリアーニ、ユトリロなど

同時代の印象派の作品が並ぶ。

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ルノアール

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マチス

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マリー・ローランサンの

「マドモワゼル・シャネルの肖像」、

ああ、なんて贅沢な時代だろう。

娘も、じぃっと一枚一枚見ている。

思い切ってパリに来て良かった!













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