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自然環境分野でのクロスセクターな人材を増やしていくには?| これから挑戦したいことの備忘メモ


前書き


私は起業してからは2年と少しですが、自然環境分野に身を置いてからは大学時代も含め早11年が経ちます。
固い言葉ですが、"自然環境の持続的な保全・活用"というテーマを軸に、学術研究、NPO活動、環境教育、政策作り、そして今Phnom Toiとして取り組むものづくり事業と、様々なアプローチから携わってきました。

その中で言語化されてきた、"人材"という観点から、自分がこれから挑戦していきたいことについて、書き留めておこうと思います。

会社のミッションの先に、実現したいことは?


自然環境分野でのクロスセクターな人材を増やしていく 

クロスセクター人材とはどういうこと?


(副業可否は一旦置いておき、) 行政/学術/企業/NPOなどセクターをまたいで仕事をする人。
(趣味以上 仕事未満でもいいと思う)

例えば…
生態研究者 兼 起業家
行政官 兼 マーケター
教員 兼 NPO
環境コンサル 兼 インフルエンサー
林業家 兼 アーティスト
木材経営者 兼 環境教育インタープリター
技術士 兼 VC投資家
などなど。

掛け合わせる領域が離れているほど、面白い"化学変化"が生まれそうです。

なぜ自然環境分野においてクロスセクター人材が必要か?(仮説)


・自然環境分野の課題の複雑性ゆえ、単純なアプローチのみでは解決が難しい
→各セクターを横断し連携できる役割を持つ人・リーダーシップとれる人が今後より重要になりそう

・複数の側面から現状・課題を捉えて、新たな"問い"を立て、実践していくプレイヤーが不足している (※あくまで個人的な肌感覚)

・取り組みの成果・インパクト評価が1セクターでは確立しづらいケースがある
(たとえば、ベンチャー企業A社がB事業を立ち上げて10年間実施したことで、特定の地域で生物多様性が高まった/消費者の行動変容が起こったか、A社のみで評価するのは不可能→最初から研究機関も入って、立ち上げ時から伴走してBefore/Afterのモニタリング評価した方がいい ※インパクト投資とかの評価フレームとしても応用可能)

・それぞれのセクターにおいて、得意領域・不得意領域の偏りがあるため、各セクターを掛け合わせることで、課題解決の質・量が上がるから

こういった人材を育てるプログラムは、どういう立て付けでやると良いのか?


大学の課程としてあるといいのか?
それとも高校などもっと前の課程?
一般社団法人などの事業として?
企業向けの研修?
行政主導の研修?


まとめ


これまで11年間、濃淡はあれど各セクターのお仕事や取り組みに関わってきて、
どこかのタイミングで(5年後とかに)、今まで経験し血肉にしてきたアプローチを、何らかの形で統合・体系化していきたいなと思う、今日この頃です。

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