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自己紹介(noteを始めたきっかけ)

自分のことについて書くのが難しくて、自己紹介をずっと保留にしていた。

自己紹介は誰かに読んでもらうための文章だから、本当は「です·ます」調の方が適当な気がする。でもやっぱり、いつもと同じ「だ·である」調で書くことにした。他の文章と合わせたかったし、いずれ、独り言なのか誰かに伝えたいのか分からないような文章ができるかもしれない。だから、いつでも「だ·である」調と決めておけば気が楽。

私は普段は独り言みたいなつもりで書いていたのかなと、今ふと思った。
特定の相手に向かわない、形にしてみたい言葉たち。

note を始めたのは、言葉で伝えるという行為にちゃんと向き合ってみたかったからだった。もちろん言葉は日常生活でもずっと使ってきた。細切れにされた日々の出来事を、なんとなく選んだ表現でなんとなく伝えられればOKという前提で。

刃先ぼろぼろの包丁のように、使えればいいという言葉との関わり。このままだと、いずれ切れない状態が普通になって、それでよくなってしまうかもしれない。それに、錆びた包丁でも、お豆腐くらいは切れる。

私はお豆腐が大好きだ。納豆も好き。海藻と蒟蒻とキノコも好き。野菜はだいたい全部好き。あとはお蕎麦とあっさり醤油ラーメン。

実は今までも言葉を研いだ経験はない。研ぎ方をそもそも知らない。だから私は今、言葉を手の平に乗せて見つめるところから始めたい。いずれその性質をよく知って、形づくって、いつか自分なりの研ぐ方法を見つけられたらいいなと思う。

note は書いたものを公にできる場所で、不特定多数の人が相手だから私はけっこう緊張する。そして、やっぱりそう簡単には書けなくて、投稿できる文章は時々しかできあがらない。ぽんと出てきた短い考えがあっちにもこっちにもつながって、結局絡まった毛糸のようにぐちゃぐちゃのまま放置されることが多いからだ。これはもはや表現云々以前の問題。
それでも続けていきたい。

文章は、直線的な表現だと思う。
ほどかれてまっすぐになった毛糸。場合によっては、それからまたくるくる巻かれて玉になった毛糸。猫がつい片手でちょんちょんってしたくなる、毛糸の玉。

うちには6歳の、とても気の弱い、とても賢い、とても優しい雄の黒猫がいる。我が家での位置づけは、自立した赤ちゃん。
うちのみんながこの猫にメロメロだ。

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