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花よりチョコレート

February 10, 2021

2月になり、チョコレートの季節がやってきました。テレビや新聞、ネット記事では魅惑たっぷりの特集が組まれています。
日本では、バレンタインは女性を中心に、パートナーだけでなく、家族や友人、同僚にも気軽にチョコレートを贈ることが多いかもしれません。年賀状のような季節の挨拶の感覚で、友チョコ、義理チョコ(最近は社交チョコ・世話チョコと言うそうです)、ファミチョコ(家族へのチョコ)、自分チョコと、バリエーションも様々です。
一方で、アメリカでは男性を中心に、パートナーや家族に愛と感謝を伝える日。花束やカードを贈ることが多いようです。

アメリカではチョコレートより花のようですが、日本では花よりチョコレート。2月は眺めるだけでもわくわくするスイーツがお店に並びますが、対するアメリカはそもそも日常的にスイーツ(砂糖)だらけ。チョコレートがコーティングされたチーズケーキ(約450kcal。銀座コージーコーナーのチーズケーキは約250kcal)が手軽にスーパーで手に取れます。また、アイスクリームではクッキードー(クッキー生地)味なんて夢のようなフレーバーも。バースデーケーキ味(上品な苺のショートケーキ味ではなく、カラフルなスプリンクルシュガー味)というジャンルも一般的で、バースデーケーキ味のオレオ、バースデーケーキ味のカフェラテ、はたまたバースデーケーキ味のグルテンフリーポップコーンという、健康にいいのか悪いのかわからないお菓子までも。(日常的に食べていると太ります。花にしておけばよかった。)

さて、時はローマ帝国時代、兵士の士気が下がるという理由で、結婚が禁止されていたことがあったそうです。そんな中で兵士たちのために結婚式を執り行っていたのがキリスト教の司祭ヴァレンティヌス(Valentine)。それが皇帝の耳に入り、ヴァレンティヌスは処刑されました。一説によると、これが愛の日の象徴となったバレンタインの由来だとか。
古代ローマと異なり、令和では、家族や友人、恋人と(たとえいまは物理的には離れていても)一緒に時間を過ごすことが仕事の士気にもつながります。最近では、すべてが満たされた状態を「Well-being(真の健康)」と呼び、組織の生産性にもつながることがGoogle社の研究などで指摘されています。
今日はノー残業デーです。今日は早めに仕事を切り上げて、日本流にチョコレートか、アメリカ流に花か、自分流にワインやスナックか、心が踊るものを仕事終わりに楽しむのはいかがでしょうか。

*ダンデライオンチョコレート
先日の日経新聞のガトーショコラランキング(2021年1月30日付)で4位にランクインしたチョコレート屋さん「ダンデライオン」は、サンフランシスコが発祥です。
https://dandelionchocolate.jp/products/gau02?variant=37250942828716

*Cookie Dough Flavor(クッキー生地味)
焼く前のクッキー生地を美味しそうと思ったことのある人は多いはず。https://www.benjerry.com/flavors/chocolate-chip-cookie-dough-ice-cream(アイスクリーム)

*Birthday Cake Flavor(バースデーケーキ味)
誕生日ではなくても誕生日ケーキを味わえます。https://www.yelp.com/biz_photos/home-coffee-roasters-san-francisco-6?select=BTy133iRADaD_jvbSUx26Q (カフェラテ)
http://junkbanter.com/review-trader-joes-birthday-cake-popcorn/ (ポップコーン)
https://www.walmart.com/ip/OREO-Birthday-Cake-Chocolate-Sandwich-Cookies-15-25-oz/23658440 (オレオ)

(写真:サンフランシスコのCheese Cake Factory)

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