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夏に食べたい!レタス

こんにちは!
北海道だいすき、くりあです。

すっかり夏が近づいてきましたね。
ほてった身体をクールダウンするにも、生野菜は最適です。
生野菜といえばサラダ!
そんなサラダの主役、レタスについて、今回はお話したいと思います。


レタスの特徴

みずみずしさが持ち味の玉レタスは95%が水分。特別に高い栄養価はありませんが、手でちぎってすぐに食べられるのが魅力です。
玉レタスは淡色野菜ですが、レタスの仲間であるサラダ菜やサニーレタスは緑黄色野菜。
栄養価がぐんとアップするので、上手に使い分けてフレッシュな歯ざわりを楽しみましょう。


レタスの仲間

上にも書きましたが、最初にレタスの仲間を紹介してしまいます。

サラダ菜

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葉肉が厚くしなやかなのが特徴。緑色が濃いだけに、レタスの仲間の中では栄養的に最も優秀!


サニーレタス

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葉先が赤紫色をおび、ちぢれが多いのが特徴。歯ざわりはやわらかく、ほのかな苦みがあります。


レタスの歴史

原産地は地中海沿岸から西アジアにかけて分布していたといわれ、野生種をもとに改良・栽培されてきました。
現在の日本では、葉が結球した'結球レタス'が大半を占めていますが、当時は、葉が結球せずに広がった'葉レタス'を食していました。
日本には奈良時代に中国を経て、'掻きちしゃ'といって、葉を下のほうから掻き取ったものが伝わりました。

和名の'ちしゃ'は「乳草」から、また英名の'Lettuce'はラテン語の 'Lactuca'(Lacは乳を意味します)からきています。
いずれも、茎を切ると乳のような'白い液'が出ることに由来しています。

現在の'結球レタス'は、戦後、日本でアメリカ進駐軍の食べた'シーザーサラダ'がきっかけとなり、1960年代頃から栽培が始まりました
高度経済成長の中で衛生面が改善されるにつれ、サラダが広く浸透し、'レタス'の需要が増加しました。

主な産地

レタスの主な産地は、長野県や茨城県、長崎県など。とくに長野県は”高原栽培”で知られています。

北海道産

レタスの生育は20℃前後と、冷涼な気候を好みます。ですので、夏場は標高の高い場所(上で記載した長野県の高原)や北海道が主な産地となります。
北海道産の中でも、幕別町や札幌市などで多く生産されています。

旬の時期?

北海道産の栽培時期は2~11月、旬は6~9月です。


収穫~ひとくちメモ~

切り口から出る白い汁は変色の原因になるため、タオルで丁寧にふき取りながら収穫しているようです。「収穫はやさしく丁寧に」が合言葉!


新鮮なレタスの選び方

結球レタスは、表面につやがあり、芯が10円玉くらいの大きさで、切り口が白いものが新鮮な証拠です。

また、全体がふんわりと軽いものがおすすめです。
葉と葉の間に程よい空間があることで、シャクシャクとした食感や、レタスのみずみずしさがより一層楽しめます。
ぎっしりと葉が詰まって重いものは、お得そうに思えますが、固くて苦みがあるので避けた方がよいです。


栄養

レタスの大部分は水分ですが、ビタミンKやカリウムが豊富に含まれています。

ビタミンK・・
骨の形成に欠かせない成分で、骨粗鬆症を予防する効果があります。
カリウム・・
塩分を体外に排出する作用があるので、塩分が気になる方にはおすすめです。

冷やすとパリッとなるのは、葉に含まれるペクチンが冷えると固まる性質があるからです。ただし水に浸しすぎるとビタミンCが流失するので、サッと水を切りましょう!

また、レタスのさわやかな苦みのもとは ラクチュコピクリンという成分によります。

ラクチュコピクリン‥
ポリフェノールの1種で、レタスの切り口から出る白い乳状の液体に含まれており、軽い鎮静作用や催眠促進の効果があることで知られています。また、肝臓や腎臓の機能を高める効果や食欲を増進する効果が期待されます。


保存方法

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レタスを調理する時は、包丁で切らずに手でちぎるのが基本です。
包丁で切ると細胞が壊れ、含まれている成分のポリフェノールが酸化して、切り口が赤茶色に変色してしまいます。
ちぎる時は指先に力を入れず、葉が自然に分かれていく方向に力を添えるイメージで行いましょう!

ちぎった葉は、水に10分ほどつけると、水を含んでよりパリっとなります。そのあと、水気をしっかり切り、容器に布やキッチンペーパーを敷いて、その上に葉をできるだけ重ならないように並べて、ふたをして冷蔵庫へ。
なんにせよ、乾燥が大敵です!

玉のまま保存する時は、ポリ袋やラップで包んで冷蔵庫へ。
なるべく早く食べきるようにしましょう!


調理方法

生で食べるのも美味しいですが、軽く炒めることで、また違うシャキシャキ感を味わうことができます♪
また、しゃぶしゃぶもおすすめです。軽~くしゃぶしゃぶすることで、食感を残しつつ、熱を加えることでキク科由来のほのかな苦みも楽しむことができます。
ポン酢やごま油×塩、醤油麹などに合わせて、ぜひ召し上がってみてください♪

夏には特に水分補給をしっかりして、体調崩さず過ごしましょう♪

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