ととのえることの心地よさ
日々考えることやることが多くて、おうちにいても、これが終わったらあれをして、それから何時までにあれもして。って何に追われているんだろうってくらい自分で自分を責め立てている。
手帳に書き出してみたらそんなにやることは多くないのだけれど、頭のなかでずいぶん複雑化してしまっている。
このままではパンクしてしまうと思い、一旦何もしない時間を作ることにした。
数十分でもいいから。
頭をすっきりさせたい。
外で無になれる場所を探そうと、温泉に行ってみた。
これが大当たり。
温泉に入りながら、「このあと家に帰ったらあれをして、明日のために準備もしなきゃ、あぁあの書類何日までにやっておかなきゃ」とまたもや頭フル回転で先々にことを考えていたのだけれど、いかんいかんと思い、心を無にしようとしてみた。
無にするってどうしたらいいんだろう。
やり方が分からないので、蒸し風呂に入り、とりあえず目を閉じ、周りの音、風、水滴の音に耳を傾けてみた。
心地いい。
暗がりの部屋に、ごぉぉと水蒸気がでる音が響き、リズムよくぽたぽたと水滴が落ちている。時々吹く風を体に感じて気持ちいい。
暑さもちょうどよく、からだの巡りがよくなってきているように感じる。
こんな気持ちいつぶりだろう。
頭のなかの複雑に絡まった糸がほぐれてきて、どんどん余白ができていく。
体も軽くなってきた。
すっきりした。これがととのう、ということなのだろうか。
頭に余白ができたことによって、なんだかまた頑張れそう。
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