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建築と親しむ:DDP (Dongdaemun Design Plaza )

ソウルのDDPをご紹介します。設計はかつて国立競技場で不当な扱いを受けてしまい、結局日本には建築物を残せないままに2016年に突然逝去されたザハ・ハディドです。

この施設は8万㎡(いわゆる東京ドーム2個分くらい)を超える大規模な建物で、全体像は
https://seouldesign.or.kr/?menuno=261
で見れます。

外壁は4.5万枚超のアルミパネルで覆われていて、これを全て図にした(のか知りませんが)と思うと気が遠くなります。

付近で一番高くなっている場所から見ても全景は見渡せないので、全体を見たい方は付近のビルにお邪魔するしかなさそうです。

地下鉄駅(Dongdaemun History & Culture Park Station)から直結していて、出るといきなりこのような景色が目に入ります。

近づくと、上層部がかなりせり出してきているのを実感できます。

レイアウトが奥へ奥へと誘われるようになっていて、どんどん景色が変わっていくので歩いていても意外と疲れを感じません。

パネル接合部

内部はショップ等が入っていて白とグレーの内装に商品が映えますが、オフィスっぽさは拭えない印象です。

手の当たる部分は丸みをもたせ、それ以外の部分でエッジを付けてシャープさを出しています。照明はいつもの感じ。

建設中に遺跡が発見され、一部計画の変更もあったようです。

人影はまばらでしたが起伏に富んだ広場には様々な居場所がある感じで市民の憩いの場としても機能しているようです。

ソウルの喧騒に疲れたときに、少し静かに過ごすために訪れるのも良さそうです。

飛行機の乗り換えの合間の訪問だったのであまり時間が取れず一部しか見れませんでしたが、また夜景も含めゆっくり見に来たいと思う場所でした。

・お知らせ
自宅の設計経緯をまとめた記事も書いてます。
いつか家を持とうと考えてる人、リフォームを考えている人に何かしらのヒントになるかと思います。

設計者目線での子育ての記録なども書いています。


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