医療従事者も人間だ!医療崩壊を防げ!

コロナウィルスが問題視されてから、2か月半といった所。
今朝もTVのニュース番組では、相も変わらずコロナコロナ。

テレワーク(自宅勤務)の方もいれば、出勤をする人もいます。
有給休暇の取得を推奨されて家で待機している人もいるでしょう。

そんな中、TVで散々言われている、”医療崩壊”の話題です。
貧困問題とは直接関係ない可能性もありますが、お付き合いください。


先ず結論から言います。

安定職業として医療従事者になった人、
社会的地位の為に医療従事者になった人。

一部に献身的なキチ〇イじみた医療従事者もいますが、
多くの医療従事者は、言ってしまえば職に就きやすい、
転職しやすい、復職しやすい、収入が安定している。
そういう目的で国家資格を取得して医療従事者になっています。

その方たちに命を賭してまで、超ハイリスクな最前線で、
劣悪な環境下でも、医療行為を続けろ!!
と言うのは、いくらなんでも酷だと思います。無理ゲーです。


入った会社がブラック企業ならば、辞める人が続出するのは当然です。
ブラック企業から逃げ出した人を責められますか?
多くの人は”逃げるが勝ち”と考えるでしょう。

このコロナ禍によって、安定した職業として就いていた現場が、
一瞬にして超超超ブラックな現場に変貌した訳です。
しかも敵前逃亡は死刑とまでの圧力を掛けられ、
誰かの命を守る為に薄給で、命まで掛けさせられている状態。

こんな劣悪な現場で働き続ければ、どれだけ崇高な志を持っていたとしても、
精神的・肉体的に耐えられる訳がありません。

精神面でボロボロになれば、すぐに身体的に影響が出て来て、
場合によっては感染し易い・重症化しやすい状態になっても不思議はないのです。


衛生衣服すら品薄になってきて、病院によってはゴミ袋に穴を開けて着ている状態まできています。
マスクの品薄ももちろん、白衣や滅菌衣類の供給すら危うい状態です。

医療従事者の高い志によって、今はギリギリで半崩壊の状態でしょう。
しかし現場からは白旗が上がっていて、もう耐えられない!SOS!!
それが、日本医師会が政府に要求した”緊急事態宣言”の提言だった訳です。

その要求すらも政府はスルーします。
当然でしょう。
緊急事態宣言をしたら株価が下がりますからね。

責任を問われたく無い、誰かに責任を擦り付ける事が日々の業務。
そんな連中に何かを期待する方が悪かったのかもしれません。


さて、既に時期を逸した感は否めませんが、
このまま医療現場のダメージが蓄積して行くとどうなるのでしょうか。

俗に”医療崩壊”と言われていますが、
具体的に何が起こるかは、誰も説明はしません。
説明しただけで責任を問われてしまいますから。


端的に言います。
医療崩壊が起こったら、死者が爆増します。

新型コロナに起因する死者の話ではありません。
コロナがあろうと無かろうと、心筋梗塞は起こります。
脳梗塞は起こります。癌は進行します。

平時であれば簡単に救える命が救えなくなって、
なんて事ない病気やケガが命に関わるという事なのです。


具体的に私を例に挙げます。

私は重症筋無力症という病気を持っていて、
最悪の発作が起こると、呼吸する筋肉が動かなくなります。
クリーゼという症状です。

クリーゼが起こった場合、人工呼吸器と薬を使い、
呼吸する筋肉が回復するまで待つ治療を行う事になるでしょう。

今の医療水準であれば、クリーゼを起こしても即死になるパターンは少ないと言えます。

ところがコロナ肺炎の患者で溢れかえってしまうと、
先ず人工呼吸器が確保出来なくなり、私は死にます。
人工呼吸器があっても、使用出来る医療従事者がショートすれば、やはり死にます。


医療従事者が精神面・肉体面でダウンしてしまえば、
その人数すら減って行って、治療を施す事すらできなくなってしまうでしょう。
手術が必要な患者も手遅れになってしまいます。


それこそが”医療崩壊の本質”であり、避けなければならない事なのです。
何を優先してでも、医療現場に手厚いケアを行い、
医療崩壊を避ける事の重要性を分かって頂けたでしょうか。


”医は仁術”なんてのは昔の話で、”医は算術”の世の中です。
病院経営がビジネスであるように、医療従事者だってビジネスライクで構わないのです。
せめて逃げ道を確保してやる事も必要かもしれません。


このままの医療体制が続けば、”命の選別”が起こりかねません。
社会的弱者である老人や貧困層、障害者は、真っ先に切られるでしょう。
到底、他人事とは思えません・・・。

私は感染症を学びたく、臨床検査技師の国家資格を取得しました。
実は、コメディカルの人間だった訳です。

今の状況を見て、私自身に何が出来るかを考えました。
まだ具体的な方法や手順を示す事は出来ません。

けれども、何とかしなければ。
そして何かが出来るのでは・・・と考えています。


例えば、私のように働く事が出来なくなった有資格者、
引退した有資格者、臨床現場から離れた研究者が奮い立って・・・。

医師法や保助看法を犯して、国家資格が剥奪されるかもしれません。

それでも今現在、最前線で耐えている医療従事者をサポートする為に、
公園や広場を不法占拠し、無許可の野戦病院を設営。
コロナ軽症者への検査や、簡易的な処置、処方、投薬・・・。

この状況下においての、軽微な罪を背負う事を厭わない人達で、
何とか後方支援が出来ない物か・・・。
せめて重症者の選別や、軽症者への指導だけでも出来ないだろうか・・・。

扇動の発端者として、コロナ禍が終息した後ならば、
私は処罰されても仕方ないと思いました。
資格を剥奪され、収監をされても構わないと思っています。


一人でも多くの人に、”死ぬな!生き延びろ!!”とメッセージを送るならば、
その程度の責任やリスク、背負わせてください。


医療崩壊が続けば、確実に貧困問題にも直結してきます。
貧困者は十分な医療を受けられなくなる。
そんな時代を私は望みません。
きっと誰も望まないでしょう。

だからこそ、今ここで食い止める必要があると考えます。

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