持ち時間オーバーで泣いている人(No.222)
ある知人が最近、
「プレゼンで、自分のことや
関係ないことを話してしまい、
持ち時間をオーバーしてしまう。
誰か練習に付き合って」と
SNSに投稿していました。
誰かと練習したら時間内に収まる
ようになるのでしょうか。
答えは「ノー」。
しかも、この方、
「プレゼンでは自分の言いたい
ことしか話さない」
「相手のことなんか考えない」
「それが自分のやり方」
と言い切ってしまう人物です。
私も少し相談されたことが
ありますが、
「相手が何を求めているか、
まずそれを考えるべき」と
アドバイスしても、
「自分が一番だから、相手のこと
なんか考えたくない」と話して
いました。
この人のプレゼンは素人の友人に
少々付き合ってもらう程度では
改善するわけがありません。
私が考える改善策ですが…
<1>相手の希望
自分の主張を通すために、相手が
何を求めているか、推測してみる。
直接本人に聞き出してもよい。
<2>ストーリー
“関係ない話が長くなってしまう”
という自覚があるなら、
何と何だけは必ず伝えなければ
いけないか、余分な情報は何か決める。
そして、話す順なども設計します。
<3>タイムスケジュール
持ち時間が10分なら、
・挨拶に〇秒
・概要紹介に〇秒
・伝えたいことAに〇分〇秒
・背景説明に〇秒
と時間配分を決めていきます。
この時、合計時間が10分を
オーバーしていたら、その後
いくら練習しても時間内に
収まることはありません。
ここまで準備してから、家族や
友人に練習同席をお願いします。
いくら子どもでも業界に関係ない人
でも、何かしらの感想や
アドバイスは出てきます。
<4>助言を受け入れる
これが一番大切なのですが、
練習に付き合ってもらった方からの
意見は素直に受け止めて、改善
に役立てていきましょう。
冒頭で紹介した人物の場合、
オンラインではありましたが、
2時間も私の時間を奪い、
(仕事ではないので無料)
あれやこれやアドバイスしても
全てスルー。
自分勝手な自己流を貫き通した
結果、数年たっても、やはり、
“持ち時間以内に終わらない~”
と泣いています。
そういう人は自分勝手なプレゼンで、
一生泣いてもらいましょう。
賢明なあなたは、今回お伝えした
<1>~<4>を守り、笑顔で
プレゼンを成功させてください。
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