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インターン冊子「AXIS」に込めた想い

昨年の8月~に開催した取材型インターン”ひきだし”
このインターンでは、学生グループが会社を取材し、記事にまとめて、「AXIS」という冊子にしています。

冊子の最初には前書きとして、私から全ての学生に対するメッセージが書かれています。

「できるなら働きたくない。」
大学生と話す時によく聞く言葉です。
「仕事が辛い」と感じている人はたくさんいます。
でも、「仕事が楽しい」と感じている人もたくさんいます。
仕事でしか味わえない苦労も、喜びもあるでしょう。

「やりたいことがない。」
こんな悩みもよく聞きます。
最近は、「誰と働くか」を軸に就職活動する学生も増えてきました。
やりたいことはなくても、「この人たちと働きたい」と思って、生き生きと働く人もいます。
はじめは興味がなくても、仕事ができるようになって、やりがいを見出す人もいるのです。

99.7%
話は変わって、これは日本の中小企業の割合です。
茨城県だけでも、約9万社の会社があるけれど、就職活動で知るのはその0.1%程度。
学生には馴染みのない会社もあるし、就職情報サイトに掲載していない会社もたくさんあります。
そもそも、ネットの情報だけから、どれだけ知れるだろうか。

「働く」に触れる。
学生による会社情報誌AXISは、実際に学生がチームを組んで取材し、記事を書きました。
プロが書く記事のようにキレイではないけれど、同じ学生の目線で聞きたいことや気づいたところをまとめています。
冊子は写真と要点だけをギュッとまとめているので、気になる会社はWEB記事も読んでください。
そして、働く上で大事にしたい自分なりの軸を見つけてください。
取材したインターン生たちも、悩みながら皆で話していました。
冊子を通して、地元の会社、一緒に話せる仲間が見つかる助けになればと願っています。


前書きを少し解説します。
まずは、学生の悩み2トップと言っていいでしょう。

「できるなら働きたくない。」
「やりたいことがない。」

まず、働くことで得られる喜びがあり、それが経験できる幸せがあるということ。
そして、就職する時には言われる「やりたいこと」は絶対に必要なの?という疑問です。
誰と一緒に働きたいとか、得意なことを仕事にしてみるとか、色々あるべきじゃないか。

そして、99.7%の項目では、会社を思い込みで判断していることへの警鐘です。
文系の学生が、ITや工業系の会社という理由で除外する。
女性は、工事系の仕事は目もくれない。
本当は相性がいい会社や仕事があるかもしれない。
ネットだけを見て、こういう会社だと思い込んで、候補から外してしまうのはもったいないです。

最後は、普通に会社を紹介したいのであれば、プロのライターに頼んだ方がとても楽に、キレイな文章が作れます。
それでも、あえて学生に文章を書いてもらうのは、これを本気で学生に届けたいからです。
同じ学生の目線で感じたことを書いた方が、絶対に共感できるはず。
その冊子を、私は「就活はなぜ”モヤる”のか?」など、イベントを企画しながら直接届けています。

そして、イベントを通じて、仲間づくりをして欲しいなと思います。
インターンの時にも、学生同士が意見を出し合って、自分たちの考えを深めていきました。
就活も1人でやらず、友達同士で情報交換したり、質問して深堀りした方が効果的だと思います。
みんなで切磋琢磨しながら、自分が大切にしたい軸(AXIS)を見つけ、それに合う企業と出会って欲しいです!


現在、今年のインターンのクラウドファンディング中です。
all or nothing方式なので、達成した場合のみ実施します。
今回は”旅する”冊子方式という、読んだ人の感想を書き込んで友達で回してもらうというよりコミュニティを意識した作りにしました!

次回のインターンが気になる方はぜひ読んでみてください。


大学生との相談やMTGをする時のカフェや飲食代にさせていただきます!