見出し画像

【142回】 GW読書10日目(190506)

10連休最終日。ありがたい日々だった。単身赴任へ戻る。
これからが、今年度の本番である。
連休後、「連休で何をした?」「休めた?」と聞くこと以上に、明日一日の生徒の様子を見ておきたい。
何よりも、「学校にようこそ!」「よく来てくれたね!」と伝えたい。
生徒は僕に、喜びを与えてくれている。助けられている。

今日は村上春樹「ノルウェイの森」で気になる言葉をひたすらノートに書き写し、引き続き、村上春樹を読み進めた。

村上春樹がとにかく気になる。デビュー作を読むことにした。

村上春樹「風の声を聴け」を8割読み終えた。

冒頭で、ドキッとする言葉に出会う

「完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね」(p7)

そうか。完璧な文章も絶望もないのか!絶望がないってのはいいことだ!うむ!と勢いよくページをめくったら、

「結局のところ、文章を書くことは自己療養の手段ではなく、自己療養へのささやかな試みにしか過ぎないからだ」(p8)

精神を崩し、2018年の6月から職場に行けなくなり、休職。12月頃から、noteで記事を書き始める。12月末から141日連続記事を書いている。
1月頃から調子がよくなってきた。ひたすら書き続けることができたのは、「書く」ということが、「リハビリ」になったからではないか。つまり、自己療養である。
自己療養を目的に、手段として「書く」ことを行ったわけではない。ただ、以前から「書く」ことは好きだった。何かを書きたいという行為が、結果的に自己療養になったのだろう。

文章を書くことと自己療養という2つのキーワードが、小説の中から出てきて、嬉しくなったのだ。

GWの収穫は、村上春樹の言葉は、僕にとっては魅力的だということだ。
読みたい作家が増えちゃった。

さあ、今晩は、「風の声を聴け」を読み切ってしまおう。