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パンを焼かないパン屋さん「夜のパン屋さん」

フードロス防止×雇用の創出×働き方改革を実現させた「夜のパン屋さん」、フォローさせていただいている池様の記事で、「思いやり」が多層に重なる好事例として紹介されていました。
親切×親切、読んでいるだけで良い話じゃわ、とテンション爆上がり、モチベーションも爆上がりました!
恥ずかしながら、初めて耳にした三方良しの素晴らしい取り組みに感激したので共有させていただきます。
相乗効果でヨクなろ〜同じベクトル持った僕ら無敵〜♪

「“やさしさ”生まれのビジネス発想」 池 辰彦様

取り上げられていたのは下記の記事です、産経新聞より。

池様の記事でとても分かりやすく、ポイントが抑えられた形でまとめられているので、私が改めて要約するのも蛇足の極みですが、念のために。


パンを焼かない「夜のパン屋さん」

売っているのは本格パン!

街の職人さんが心を込めて作ったけれど、営業時間内に売切ることが出来なかった本格パンを、代理販売しています。

メンバー全員が路上生活に終止符

2023年10月16日、世界食糧デーに3周年を迎えた「夜のパン屋さん」のメンバーは現在17名で、路上生活を営んでいたメンバーも2年ほどで生活が安定し、なんと全員が家に住めるようになったそうです!

自由な働き方でモチベーションアップ

仕入れから販売終了までの約7時間の間、自分の予定や体調に合わせて自由に働くことができるため、顧客とのコミュニケーションを大切にしながら、メンバーが主体的にお仕事に取り組めている様子。

ロケーション

神楽坂かもめブックス前
営業日:月・木・金
時間:19:00~21:00
アクセス:地下鉄東西線 神楽坂駅 矢来口徒歩すぐ、地下鉄大江戸線 牛込神楽坂駅 A1 徒歩10分
他2店舗

三方良し、こういうのがいい

ど田舎のパン屋で働いていた時

日本のパン屋の面接で落ちまくり、ヤケクソでフランスまで飛び出した後は何とか住み込みで仕事を見つけて1年ほどパンを焼いていましたが、やっぱり朝は2時前なので、15時頃にはお店を閉めていました。隣の家まで10kmみたいなすごいロケーションのお店でしたが、田舎ならではのシステムがあり感動。
というのも、地元のお店5〜6店舗が集まる週2回の市場でお互い相手のお店近く(10km、20kmは余裕で離れている)の顧客からの注文を募っておき、顧客は遠くのお店の商品が市場までも行かずとも最寄りのお店で購入できるというような段取りがされていて、半分予約注文みたいな形になるためロスも少なく、非常に勉強になりました。
それでも残るものがやっぱりあるので、「夜のパン屋さん」のような仕組みで、必要な人のところに心を込めて作った商品が届くのは本当に嬉しいことだろうなぁと、しみじみ感動。
顧客の立場で考えても、仕事帰りだと夜しか買いに行けないことはしばしばあるため、夕方から夜にパン屋さんのパンが購入できるだけでも嬉しすぎるし!
今度東京に行くことがあれば絶対に買いに行きます!

余ったパンはフレンチトースに!バターたっぷりがフランス流🥰

夫に適当にレシピを伝えたらバターでキャラメリゼ
までしてくれるようになった。完璧なパンペルデュ

ちなみにロスしたパンで作る代表レシピ、フレンチトースト。
フランス語では「Pain perdu(パンペルデュ)」、プルーストの『Le temps perdu(ルトンペルデュ)、失われた時を求めて』と一緒で「失われたパン」という意味の名前です。
フランス人は本当に毎日、毎食のようにバゲットを食べるので余ることも多分にあり、ロスしたカチカチバゲットでフレンチトーストを作ることが多い印象です。
日本で一般的に広まっているレシピと、フランスだからと言って特に違ったところはないかなぁと思いますが、強いて言うならフライパン1回で50g以上のバターを使い、パンが溺れるように作るのがフランス風でしょうか。
ブリターニュ(フランス国内でもバターを食べ過ぎる地区として有名)のパン屋で習ったレシピだからかもしれませんが。

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