フォローしませんか?
シェア
oohama
2021年3月6日 09:56
初恋まだあげ初(そ)めし前髪(まへがみ)の林檎(りんご)のもとに見えしとき前にさしたる花櫛(はなぐし)の花ある君と思ひけりやさしく白き手をのべて林檎をわれにあたへしは薄紅(うすくれなゐ)の秋の実(み)に人こひ初(そ)めしはじめなりわがこゝろなきためいきのその髪の毛にかゝるときたのしき恋の盃(さかづき)を君が情(なさけ)に酌(く)みしかな林檎畑の樹(こ)の下に初
2021年2月28日 10:23
その子 二十歳 櫛にながるる 黒髪の おごりの花の うつくしきかなみだれ髪与謝野 晶子歌集みだれ髪の名前の元になった短歌。自分の中の官能を堂々と歌ったナルシズムが心地いい。明治の大きな特徴は思春期の発見じゃないかと思っている。それまでは16歳ぐらいになると結婚と子育てが始まってしまっていた。高等教育がはじまって青春を楽しむようになったと思う。夏目漱石なんか読んでると、娘義太夫に
2021年1月26日 14:13
春の苑 紅にほふ 桃の花 したでる道に 出で立つ乙女万葉集大伴家持 万葉集では、大友家持が好きだというのはこっぱはずかしい感じがしていた。ちょこっと、かじっているだけだし。 万葉集はまだ、社会が初々しいころの初めての歌集で古代からの民謡、防人、天皇、いろんな立場の人々の歌が集められている。生活の中に歌がある。そして、なにかしらの祈り、思いをあらわしてように思う。 その中でいろんな