えぬびー

廃墟にまつわるあれこれを好き勝手に書きます。

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廃墟にまつわるあれこれを好き勝手に書きます。

最近の記事

10年以上前にmixiで書いてた日記

※今回は廃墟一切関係ないよ〜 これは僕が大学2年生くらいの頃にmixiで書いていた日記です。 超久しぶりになんとなくmixiにログインして、昔の書き込みなどを色々見ていたらこの日記を偶然発見しました。読んでみたらなかなか面白くて、昔の自分結構やるじゃん…と感心したので、noteに移植して保存しておくことにしました。 全5話をひとつの記事にまとめたのでかなり長めです。 とあるレストランのキッチンで調理バイトをしていたときのお話です。 以下本文 1話今日のバイト 極限の

    • ミニマム廃墟の逆襲が始まるー。

      ミニマム廃墟とは? こんにちは、えぬびーです。 今、あなたの好きな廃墟を思い浮かべてください。 それはきっと、巨大だったり、美麗だったり、荘厳だったり、積み重ねられた歴史があったり、経年により熟成されていたり―――。 そういった廃墟がイメージされたのではないでしょうか。 また、「日本三大廃墟」とネット上で呼ばれている廃墟をご存じでしょうか。 「軍艦島」「摩耶観光ホテル」「八丈オリエンタルリゾート」 どれもみな、日本トップクラスに壮大であり、美麗です。 廃墟としてあ

      • ★隧道天国房総半島★素晴らしきトンネル8選(後篇)

        こんにちは、えぬびーです。 前回からの続きです。 5.月崎トンネル(天窓トンネル) こちらのトンネルは8つのトンネルの中で最も秘境度が高い場所に位置しており、プチ冒険感が味わえると思います。そこまでアクセスが厳しいわけでもなく簡単に来れるところなのですが、あたり一帯は深い森で覆われており人工的な要素が一切見受けられません。密林感あります。 トンネルの中間地点に天窓の様に穴が開いている部分があり、そこから差し込む光、壁に生える苔、垂れ下がる植物が非常に美しい様子を見せてく

        • ★隧道天国房総半島★素晴らしきトンネル8選(前篇)

          こんにちは、えぬびーです。 今回は千葉県房総半島のトンネルをテーマにひとつ書いてゆきます。 房総半島にはあちこちに素掘りのトンネルが掘られていることで有名で、トンネル好きの聖地ともいわれているほどです。いろんなドライバーライダーチャリダーたちが日々トンネル巡りを楽しんでいらっしゃいます。 ではなぜ房総にはそれほどまでにトンネルが多いのでしょうか。それはこの土地の独特な地形が関与しております。 房総半島は低く入り組んだ地形が大半を占めていて、流れる河川もみなグニャグニャと

        10年以上前にmixiで書いてた日記

          廃墟になったドライブインの魅力とは?

          こんにちは、えぬびーです。 ドライブイン、好きですか? あのむせかえるような郷愁感に全身がふわりと包まれる場所、古き良きロードサイドジャポン。 基本的に鄙びた雰囲気のドライブインってあまり大きな道路に面してないで辺鄙なところにひっそり佇んでることが多いです。それがまたゾクゾクとする切なさや非日常を感じるところですよね。 そんなドライブインたちは社会の発展によりずいぶん数を減らしてきております。 それにはいろいろと理由があって 道路整備が進み、より利便性の高い大きな道路

          廃墟になったドライブインの魅力とは?

          閲覧注意!廃墟でみつける数々の動物の骨たちのお話

          こんにちは。 今回は骨とかミイラとか諸々の画像もちょっと載るので苦手な方は見ないほうがよいかんじです☆彡 廃墟という人間の管理下から解き放たれた建造物が崩壊し、徐々に自然へと還元されゆくと、そろそろここは自分たちの居場所だろうと解釈し始めた動物たちがひょこりとやってきたりします。 鹿、猪、猿、犬、猫、鳥、熊、蛇、狐、狸などなど・・・様々な動物が廃墟の周りを、そして内部をうろつくようになります。 すると、廃墟にて生涯を終えることを決めた獣たちの果ての姿と遭遇することがありま

          閲覧注意!廃墟でみつける数々の動物の骨たちのお話

          18世紀イギリスで発生した廃墟ブームとは?造園狂いに取り込まれる廃墟 その二

          前回の続きです。(一回目の記事はこちらより↓) かくして、イギリスでは廃墟めちゃええやん!ぴくちゃれすく!アツい!なムードが高まってきました。 ちなみにイギリス国内で主にモチーフとして取り入れられた廃墟は修道院跡です。 こんなんです。(フリー素材より) これら修道院は、1530年代にイングランド王ヘンリー8世の修道院解散令によりみなぽろぽろと解散されゆき、その後誰からも関心を払われず人の寄り付かない廃墟となってほったらかしにされていたのですが、ここにきてピクチャレスク

          18世紀イギリスで発生した廃墟ブームとは?造園狂いに取り込まれる廃墟 その二

          18世紀イギリスで発生した廃墟ブームとは?その一

          最近自宅で引き籠っているので廃墟の美術史の本を読んでおります。読み進めていると、なんだよこれおもしろいじゃん・・・ワクワクですわ・・・!て感じなので、読んだ内容を忘れないためにもここで記事にしてみます。 一般的な認識として、廃墟には「暗い、汚い、危険、物騒、犯罪、心霊・・・」などという負のイメージがありますよね。ですが、我々のようにやたらめったらカネと時間をつぎ込み廃墟に通い詰めるような人間がいるのもまた事実です。廃墟行くまではないにしろ、写真見るのは好きって人も結構多いで

          18世紀イギリスで発生した廃墟ブームとは?その一

          廃墟から出られなくなってしまった鳥を助けるお話 その二

          こんにちは、えぬびーです。 廃墟で鳥を助ける話のつづきです。 前回の記事(救助①、救助②)はこちらより↓ 救助③ 場所:廃校体育館(北海道) 2019年11月 鳥の性格:なげやり、無気力 救助難易度★★★★☆ 今回の舞台は廃校の体育館です。勘の鋭い皆様方ならばおわかりでしょう、この現場の救助難度が。想像してみてください、体育館の中を飛び回る一羽の小さな鳥をキャッチしようと走り回る己の姿を。ぞっとしますね。 この現場で大切だったこと、それは「根気」です。救助を諦めないその

          廃墟から出られなくなってしまった鳥を助けるお話 その二

          廃墟から出られなくなってしまった鳥を助けるお話

          こんにちは、えぬびーです。 廃墟の中では生き物と出会うことが稀にあります。大抵の生き物たちは迷い込んだ廃墟内から自力で外に脱出することができますが、鳥はよほど開放的な廃墟でない限り外に出られないケースが多いです。屋内でバタバタ飛び回っては何度も何度も壁に激突し、外に出ようともがいているのです。 そのような鳥を見つけたときは毎回彼らの救助活動を行っております。今回はそのお話をいたします。 救助①場所:廃校の教室(岡山県) 2017年10月 鳥の性格:極めてクレバー 救助難易

          廃墟から出られなくなってしまった鳥を助けるお話

          初めて廃墟にビビビときたあの日

          こんにちは、えぬびーです。 長々としたテキストをつらつらとしたためたい気持ちが爆発してきたのでnote始めました。twitterではピラッとお行儀のよい写真を貼り付けて、140字をカチカチするだけなので、長文書きたい欲がまるで満たせません。こちらでは割とどうでもよい文章を、気持ちが赴くままカタカタカタカタとやってゆきます。 今回は、僕が廃墟に行き始めたきっかけ的なものを書いてゆこうと思います。 旅の始まり廃墟との出会いは大学4年生の夏休みでした。当時は理系大学生らしく研

          初めて廃墟にビビビときたあの日