• 拾遺詩編
      拾遺詩編
      • 21本
    • 約束のない再会の雨が降る
      約束のない再会の雨が降る
      • 3本
    • 渓谷0年
      渓谷0年
      • 12本
      • ¥300

引用

スラヴォイ・ジジェク『パンデミック』 第八章 監視と処罰? ええ、お願いします! (略) ウイルスについての一般的な定義を引用してみたい。ウイルスは「様々な、多く…

草と除草剤がぼくらの友だち

私たちは忘れてしまったものでできている。気づくことのない関与といったもの。まるで温め直されなかった無味な食事を消化してきたみたいだ。私たちは、一度も近づいたこと…

岸辺、目覚めの

視界のなかにないのに見えるものにとり囲まれている 愛の欲しさにすべての熱を奪われ だれかの過去のようになつかしい水の底で おれはねむりにつく 視界のなかにあって見え…

雨の夜に夜の雨に濡れながら

間近でみると短い一日を遠く離れて鐘が鳴る ぼくの四角い家にむかってガードレールが錆びながらつづいている 買い物帰りには河川があふれ 一生が危険な短さの最後で朝を迎…

すぐ近くで、遠くを指さす

跡形もなく消える雪の迷いになって落下する たったひとりきりでふたりになって おたがいを忘れ合う旅に出る ここは目を閉じたときの夜の卵管を震わせる冬だよ 雪が ガラス…