【必見】エンタメ業界で選ぶならどこ?コンサート・イベントは将来性が高い①【ビジネス】
「好きなことで生きていく」YouTubeのキャッチコピーですよね。
エンタメ業界で働きたい人は、同じことを思っているんじゃないでしょうか。
エンタメ企業に就職したい人、エンタメ業界で仕事したいけど稼げるか不安という人、結構多いと思います。
特に、音楽業界はCDは売れないし、ストリーミングは儲からない、とビジネスの在り方自体を見直す時期が来ています。今まさに変革期です。
実は、エンタメ業界でも伸びる可能性が分野があります。
それはコンサートビジネスです。
なぜなら、リアルの感動体験は絶対になくならないからです。
私は、イベント業界で様々な仕事を担当してきましたが、未整備なことや未開拓なところが多いと感じています。つまり改善の余地がいっぱいあり、課題が山積みなのです。私はこれはチャンスだと見ています。
この記事では、基本的なコンサートやイベントの収支構造を紹介し、問題点を指摘します。
この記事を読むと、これからエンタメ業界に就職したいけどどういうことを身に付ければいいかわからない、と言った若い読者の方や、コロナ禍でエンタテインメントビジネスの在り方が変わる中、食べていけるのか?と不安な方にとって、「リアルエンタテインメントには、チャンスが転がりまくっている!」ということが分かって頂けると思います。
きっと、エンタテインメントビジネスの未来に希望を持ってもらえると思います。早速見ていきましょう!
リアルエンタテインメントは伸びると思う根拠
実は、コンサートビジネスはまだまだ伸びる余地があります。
コロナでオンラインライブが増えたことでリアルライブ市場が減った、とかバーチャルの時代が加速することでリアルの市場が無くなっていく、といった記事をよく見る方も多いかもしれません。
しかし、コンサートやリアルエンタテインメントの本質を捉えているとは思えません。
実際、2020年のコンサート市場は80%以上縮小しました。
モバイルマーケティングデータ研究所によるデータでは、リアルのコンサートに参加しなかった理由のトップは「新型コロナウイルスに感染する恐れがあるから」でした。
オンラインライブを購入した理由は「好きなアーティストが実施したから」が全体の50.7%でトップ、二番目の理由は「好きなアーティストを売上面で貢献したいと思ったから」でした。
さらに、有料オンラインライブ配信サービスの特徴を知って今後利用してみたいか、という質問に対して、「利用したくない」43.5%、「あまり利用したくない41.1%」で、合計84.6%という結果になりました。
これはつまり、オンラインライブに求めるものと、リアルライブに求めるものとは明確に異なることを意味します。
私は、オンラインライブ推進派で、可能性もあると思っていて、その鍵はVRです。
詳しくは過去の記事でも紹介していますので、ご参照ください。
人間は「集まりたい欲求」を持つ動物
しかし、その一方で決してリアルのライブは無くならないと思っています。
実は、これこそが私がエンタメ業界の中でもイベント業界を選んだ理由でもあります。
コンサートを始めとするリアルエンタテインメントは、形は違えど全世界に存在してきました。
日本ならお祭りや催事と言ってもいいかもしれません。
世界ではスペインの「ラ・トマティーナ(トマト祭り)」とか、ブラジルの「リオのカーニバル」、などもあります。
そのルーツが神事から派生したものであれば、収穫の祝いもあるかもしれません。
理由が何であれ、人類はその昔から人々が集まって大騒ぎしたい欲求が根源的に刻まれているとしか思えないのです。
そして、そこには必ずと言っていいほど、音楽や踊りと食がありますよね。
現代のフェスのようなものは、たとえ時代が変わっても無くならないと思います。
人は「集まって、一緒に何かをすることに喜びを感じる動物」である以上、集まれる状況であれば集まりたいものだと思います。
集まるといっても、会議はリモートが普及してきたので、貸し会議室などは減ってくる可能性があります。出張も減っていくかもしれません。それは集まることが目的はないからです。
会議の目的は「何かを決定すること」です。出張は「打ち合わせすること」が目的であって、「集まること」は目的ではありません。
会議室を借りたり、新幹線や飛行機で移動するして得られる効果と、かかる経費を天秤にかければ、リモート会議にすれば求める効果はZOOMなど無料のツールで代替可能で、徐々に無くなっていくベクトルなのは間違いないと思います。
しかし、なんでもかんでもそうなるわけではないということは、皆さんもわかると思います。特に、イベントやコンサート、お祭り等のエンタテインメントは「集まること」そのものが目的であり、そこに価値があるのです。「集まること」そのものにお金を払う、それ自体が動機になるからです。
ですから、これからもリアルのイベントは無くなることはないと思います。
これを踏まえれば、「リアルに人が集まることを企画制作する」という仕事に従事することは、非常にカタイ選択だということは、理解しやすいと思いませんか?
音楽業界、と言ったときにレコード会社、と言えば花形でしたが、そもそも記録媒体を販売するビジネスはせいぜいこの100年くらいに生まれたモデルです。
技術の進歩と共に、蓄音機からレコード、カセットテープ、CD、MD、データと移行してきた歴史を見れば、その本質は「録音し、流通すること」になります。
録音は個人で行ない、流通はネットでタダになった今、レコード会社の機能は求められなくなっていきました。これを指して「音楽業界の不況」と言われることが多いですが、単に録音した音楽を売ることに価値が無くなっただけの話で、アーティストや音楽の価値が下がったわけではありません。
では、アーティスト事務所は、「アーティストの管理」がその仕事です。
スケジュールや音楽の権利、経理など、創作活動以外のビジネスを管理するのが事務所の仕事です。
プロモーションにも大きな力を発揮する事務所・プロダクションもありますが、日本特有の現象だったりします。海外では、事務所に所属するのではなく、アーティストがエージェントを選んで任せる、のがスタンダードでもありますが、ここだけでかなり大きな内容になるので、今回は割愛します。
しかし、アーティスト本人は人気商売でもありますし、当たり前ですが人間なので、年もとります。いつまでも永遠に未来永劫、ビジネスをし続けることは出来ないのです。
エンタメ業界でサラリーマンとして働こうとするのであれば、出来るだけ普遍的な分野に携わる方が、色んな意味でリスクは少ないと思います。
もちろん、業界には他にも多くの仕事がありますし、上に挙げたような例が必ずしも全てではありません。あくまで大まかな流れとして捉えて頂ければと思います。
コンサートやイベント等の“興行”という言われる分野のリスクは、今回のコロナ禍のように実施できなかったときに何も収入を生み出せないことです。
入場券収入以外に売上がないのですから、公演を実施しなければ収入は何もないからです。
アーティストやレコード会社には、印税収入が入りますし、巣ごもり需要も取り込めるので、不況下でもある程度のキャッシュフローを生むことが出来るため、即倒産というリスクは小さいと思います。
しかし、コンサートやイベント業界は、公演を実施しなければ即倒産します。
企業に内部留保が無ければ、従業員を雇い続けることも出来ません。
権利等を持ってわけでもありませんから、働いていなければ生きていくことは出来ません。
ですから、これは企業ごとに経営者の手腕で差が出るところだと思います。
しかし、生き残ってさえいれば、必ずリアルエンタテインメントは戻ってくるので、これからもちゃんと稼げると思います。
そして、コンサートやイベント等の“興行”にはチャンスがある、というのは先に述べた通り、「入場券収入しかない」この現状があるからです。
では、他の収入のチャンネルをどうやって多角化していくか。
ここがこれからのコンサートビジネスの課題です。
次回の記事でこれらを紹介していきたいと思います。
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特に、これからエンタメ業界ではたらきたいと思っている人には参考になる情報を発信していきますので、これからも読んでくれると嬉しいです!
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