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過去の最高体験から事業のタネを紐解く|ミヤラジ起業塾#6

ミヤラジ起業塾、10月は栃木県にゆかりのある起業家の方をゲストに迎え、まずは起業に興味を持っていただく期間でしたが、皆さんいかがだったでしょうか?

今月より「UX・課題から自分に合った事業を紐解き、インタビューの設計と実施」がテーマとなります。実際にリスナーの皆さんとどのように事業を生み出していくのかの全体像や、UXについてお話ししていきたいと思います!

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ミヤラジ起業塾も12月末まで8回ありますが、11月からはビジネスプランを一緒に固めていく期間になります。最終的には12月19日にビジネスプランを発表する場を、このラジオの中で設ける予定です。皆さんが考えていることが、ビジネスとして成り立つかどうかだけではなく、想いを伝える場を作ろうと思います。

最終日の12月26日には、優秀賞と最終優秀賞を決定したいと思います。
もし可能であれば、お二人にスタジオに来てもらい、お話を伺いたいと思います。新しいチャレンジの糧として、微額ながら賞金もお渡しいたします。

具体的な応募方法などはまたラジオで追って、お知らせさせていただきます。

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稲川:
先月はたくさんのゲストの方を招き起業に興味を持っていただく期間でしたね。これから実際に事業を作るとなると「どうしようここから」となると思うのですが。

常川:
起業しよう、事業を作りたいと思った時に、まず何から始めればいいのか悩むと思います。通常は事業計画書を作ってみるということで、数字を埋めてみるのですが、その前にやっていただきたいことがあります。

稲川:
それは、ズバリ何でしょうか?

常川:
2つあるのですが、まず自分が何をやりたいのかを含めて「自分を知る」ことです。もう1つは「ユーザーを知る」この2つを最初にやっていただきたいと思います。今日は1つ目の「自分を知る」を中心にお話ししていきます。

まずは、自分の過去の最高体験から紐解くことです。その前に「自分を知る」において考え方の一つとしてご紹介しているのが、フランスの哲学者ジャン=ポール・サルトルの言葉です。「実存は本質より先立つ」です。

つまり、ものは役割を持って生まれてくるけれど、人間は存在が先にくるので自分で役割を探さなければいけないということです。

以前もお話ししましたが、人は夢中になるものほどパフォーマンスが高くなりますよね。なぜかわからないけど、これに心を惹かれる、これを人にやりたくなってしまうのが人それぞれあると思います。その中で、自分の役割が見つかっていくのではないかなと思います。

稲川:
10月からのステップアップとして、今月からは曲を流している間にリスナーの皆さんに考えていただく時間になるんですよね?

常川:
そうですね。まずは紙とペンを用意してもらい、「私の社会的役割とは」を考えてほしいと思います。思いつく限り紙に書いてみてください。

稲川:
例えば、常川さんの場合はどうでしょうか?

常川:
本業のベンチャー支援という意味では、起業家や新しく事業を始める方の伴走役としていつも側にいるのを心がけています。よくスタートアップやベンチャー界隈では言われますが「早く行きたいなら1人でいけ、遠くへ行きたいならみんなで行け」と。

起業はスピードも必要ですが、基本的には長距離。進むためには仲間が必要なんですよね。そこに寄り添ったり伴走するのが私の役割です。

最初はうまく言葉にできないですが、考えているうちに「これが私の役割だ!」とスパッと言えるようになると思います。

稲川:
まずは思いついたことを書くっていうのはいいですね。

常川:
普段頭の中に思い浮かんでいることを、可視化するのはいいですね。何故この「私の社会的役割とは」を考えてもらったかというと、ビジネスの世界では自分の価値が大切だからです。

他の人と同じことをやっているのも悪いわけではないですが、できれば自分だけにしかできないことを探してみる。世界にビジネスを展開していく場合、76億分の1として何をしていくかになると思いますし、日本の中で考える際も同様です。

稲川:
答えがこれはすぐ出ませんよね。どうしたら良いんでしょうか?

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常川:
答えを見つける方法の一つとして、「UXから見つける」のがあります。通常はUX=UserExperienceですが、ここではExcellentのXの意味を含め「最高体験」を意味します。

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サービスはお客さんに最高の体験を届けますが、その前に自分の最高の体験を考えていきましょう。実際に、最高の体験が事業となるケースも多いです。

具体的に、言葉で思い浮かべてほしいのですが、あなたが心が動かされたのはどんな体験か。まずは10個の最高体験を書き出してみましょう。(例)食べる、美味しいコーヒーを飲んだ時、山登り、幼少期の思い出など

単なる最高の体験でも、もっとその上があると思います。今日は、自分の中の過去最高の体験を組み合わせてさらに最高な体験を作ってみましょう。UXを2つ組み合わせてみることで事業のタネが生まれていきます。

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数としては200がマジックナンバーなのですが、毎日少しずつ考えていくと良いと思います。この2ヶ月間は書いてくれたメモをとっておいてもらうのが良いです。実際に起業した方は、振り返りにもなります。


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次回までの課題ですが、「自分の行動履歴」を押さえて来てください。例えば、朝起きて布団を畳む。その時、布団たたむめんどくさいよねというのも含めて記録していただきます。下記の3つの観点から考えてみて下さい。

1. 時間
2. お金
3. 労力(肉体的・精神的どちらも含む)
 労力は分かりやすいように数値化するのが良いと思います。5段階評価で負担がないものは1、負担が大きいものは5と考えます。

例えば歯磨きの場合だと、
①の時間は5分くらい
②歯ブラシと歯磨き粉で500円のお金がかかった
③体力的には全然辛くないので5段階でいうと2

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これをやっていくと、一日の時間の使い方と、何にどのくらい時間をかけているのかが明らかになります。これを1週間でできる限りつけてきてください。自分の起業のタネを探すきっかけになります。

課題はミヤラジ宛てにメールで送っていただければ、来週一緒に分析していきますので、こちらに是非お送りください。
773@miyaradi.com


お知らせ📢
この度、番組の趣旨に共感いただき、株式会社モンキークルージャパンさんがスポンサーになっていただきました!

引き続き株式会社エンターテインでは、宇都宮で挑戦する人を応援するため、スポンサーになっていただける企業を募集しております。
ご興味のある方はぜひご連絡下さい!


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