見出し画像

お祭りも起業もみんなでやろう|en-Talk#1 株式会社オマツリジャパン加藤優子さん

これまでお会いした起業家とのご縁を少しでも多くの方に共有するため始まった「en-Talk(エントーク)」。3月より、毎月2回起業家を招いたイベントを実施しております。

en-Talkは、場所や人、環境を問わずに起業家と話すことが出来る、起業や新規事業について一緒に考え、共に成長が出来るフラットな場を目指しています。

〈こんな方にオススメです
◇起業したいけれど、まだちょっと不安で踏み出せない
◇起業したいとおもっているが、自分のアイデアに自信がない
◇起業するにあたり、仲間をみつけたい
◇企業で新規事業をどうやってつくるか、ヒントを得たい

今回は3/11(木)にオンライン開催した「en-Talk #1」のイベントレポートをお届けいたします!

---

第1回の登壇者は…株式会社オマツリジャパン加藤優子さんです。

01_加藤優子(オマツリジャパン)

プロフィール
1987年6月18日生まれ。練馬区出身。好きなお祭りは青森ねぶた祭り。地域自治体のお祭りプロデュース、ツアー企画、デザイン、広報活動など、お祭り運営全般を行う。

1. 祭りで日本を盛り上げる

オマツリジャパンのミッションは“祭りで日本を盛り上げる”です。お祭りには多く魅力があるものの、課題も抱えています。

加藤さん:
昔のお祭りでは寄付や提灯に企業の名前を載せることで企業から協賛金を集めていましたが、今では提灯に企業の名前を載せてもあまり宣伝効果を見込めません。

そのため、お祭りの運営のための資金が集まりづらくなってしまいました。また、運営陣も高齢化が進み「マーケティングなども自分たちで考えるのが難しい。」さらに現在はコロナウイルス感染拡大の影響で「お祭り自体の実施ができない…。」

このようにお祭りには課題が多く残されているんです。オマツリジャパンではその課題の解決を目指し、“祭りで日本を盛り上げる”ために、事業を展開しております。

Withコロナでの取り組みとして祭りのオンライン化感染症対策支援の事業を行っているオマツリジャパン。さらに2020年には、Facebook japanと共同し、新たなコミュニティ作りにも挑戦されています。

ミッション実現に向けて、「お祭りのプラットホームを作っていきたい」と今後の展望もお話してくださいました。

加藤さん:
日本には約30万件ものお祭りがあるため、ひとりひとりにあったお祭りが存在していると思うのです。そのため、皆様にぴったりなお祭りを見つけてもらえるようにしたり、お祭り主催者や関係企業なども便利に使えたりするプラットホームになりたいと思っています!

2. 美大生からお祭りに関する社会人サークルの代表に

アーティストを目指し、2浪して美術大学に進学した加藤さん。ずっと絵を描き続けてきたけれど、東日本大震災をきっかけに、「未曾有の大災害の前には、アートは無力だ。衣食住に関する仕事のほうが、直接的に人の役に立つのでは」という想いを持つようになりました。

そんなとき、東日本大震災直後のねぶた祭に参加したのをきっかけに、お祭りは人の心を元気にすると気付きました。お祭りの魅力に気付いた一方で、ねぶた祭の跳人が減ってきたというお祭りの課題を知りました。

このとき、加藤さんはアートの表現力がお祭りに活かせないかなと思ったそうです。

大学卒業後は漬物メーカーに就職し、デザインや商品開発、基本的な社会人経験を積みました。その時からオマツリジャパンのFacebookページも立ち上げ、会社化はしていないものの100人規模の社会人サークルのように。

さらに、事業になるかどうかを試すためにビジネスコンテストにも出展し、多くの賞を獲得しました。

加藤さんが会社を退職した後は社会人サークル風な活動として、お祭りやイベントのお手伝いをしていたといいます。会社化する前にかなりのサポーターが在籍していたオマツリジャパン。このサポーターを集めるために大切にしていたことがあります。

加藤さん:
サポーターを集めるために、ゆるいイベントとかセミナーを沢山開催していました。

とにかくハードルを下げて、参加しやすいイベントを開催することでどんどん人が集まってきました。その中で変な人を排除するということが必要になってきました。その排除のためにはやはり最初にルールを決めておくということが大切でしたね。

3. 1人で起業しない!儲けたい人から儲けろ!

ビジネスコンテストでも優秀な成績を残されている加藤さんですが、収入が入ってこなかった時期が3年も続いたそうです。苦労があった起業の失敗談を今回は2つ紹介してくださいました。

1つ目の失敗談は、1人で起業してしまったこと。オマツリジャパンのビジネスの形と自分の能力という点において1人で起業してしまったことが間違いだったと感じているといいます。

加藤さん:
1人で起業することは全然問題ないと思います。ただ、私は数値管理が苦手でゴリゴリの営業もできない上、お祭り自体も1人ではできないんですよね。

大きなものを作るときに1人だとできることが限られてしまいます。2014年に創業はしましたが、2017年に2人が加わるまでは全く成長していない会社でした。

1人の時の売上は数百万だったのですが、2人が入った途端に数千万とかになったので、1+1=2ではなくて、3でも10でも100にもなり得るなと思いました。

会社って凄いですよね。こうやってチームでやると苦手な部分を補って成長していけるんだなと感じます。

2つ目の失敗談は、初期のオマツリプロデュースモデル

手間もかかるし、地域が限定される、早い者勝ち、そもそも儲からないというビジネスモデルだったそう。

しかし、加藤さんが起業の先生と慕っている合田ジョージさんから「儲けたい人から儲けろ!」という教えを貰い、少しずつ軌道修正ができ、今に至ることができているとお話されていました。

4. 起業を目指す方へ

en-Talkの最後に、加藤さんから起業を目指す上で大切なことを教えていただきました。

-起業を目指す上で大切なこと-
✓全員を味方にする
✓1人でやらない
✓暗くならない

5. オマツリジャパンからお知らせ

お祭り応援ビール「マツリエール」が発売中です!売上の10%をお祭りに寄付できるビールです。「マツリビール」を飲んで、日本のお祭りにエールを届けましょう!

---

最後まで読んでくださりありがとうございました!
en-Talk第2回は、3月26日(金)に開催!登壇者はアンター株式会社中山俊さんです。是非Peatixからイベント詳細をご覧下さい!

▼イベント詳細はこちら

皆様のご参加お待ちしております!

株式会社エンターテイン
HP
Facebook

この記事が参加している募集

イベントレポ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?