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好きを仕事にして良かったこと /あきちゃん

わたしは書くことが好きだ
わたしは写真が好きだ
わたしは農が好きだ

好きを仕事にして、後悔をたくさんした。

好きでやっていたことが、
やらなければならない責任を負うことに変貌してしまって、
嫌いなわけではないが、それをやることにワクワクやウキウキを
失ってゆくことを感じるのだ。

けれども好きを仕事にして良かったこともたくさんある。

好きが高じて書くことの能力の高さを褒めてもらったり、
わたしの普段の会話では言い表しきれない思いを
書くことを通して伝えられるようになった。

写真を撮るときのワクワクも完全に消えたわけではない。
見てくれる人がいる、ぽちっとハートマークを押してくれる人がいる、
その人の存在を意識にのぼらせながら、携帯で写真を撮る。

好きというより、好きというしかなかった農業が
メリメリ好きになってくる。

「仕事に情熱を注ぐ」

一番憧れていたことを自然とできるようになった。

すり減ることも多い。特に農に人を交えてからは
すり減ることの方が多く、疲れる。
身も心もボロ雑巾のような時もある。

だが、好きに囲まれている時間がしあわせだ。
ひとり、静かに弾けもしないウクレレを脇に抱え、ぼろろ〜ん。

あーあ、全然好きなことをやれてないと言いながら
好きなように生きている今に、ありがとうを伝えたい。


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