【バズコラvol.9】日本列島特殊な地震活動
『【バズコラvol.9】日本列島特殊な地震活動』
【バズるコラム】
「日本列島特殊な地震活動」
54年前の今日。
1968年2月21日 宮崎県えびの町でMj6.1、震度6を記録する「えびの地震」が発生。
今年も1月22日に日向灘でMj6.6、震度5強の地震が発生し、南海トラフ地震臨時情報が発表されるか否か注目を集める。
月曜日の慌ただしい仕事の手を止め、ペンを執る。
昨年(12月1日)配信をスタートした「日本映画スター大図鑑」。
noteさんが主催する「note創作大賞」ノミネート作品として公開し、3万4000ビューを突破。
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○2022年地震活動の傾向
今年、日本周辺で発生した地震を集計するとあるキーワードが浮かび上がってくる。
それは「珍しい地域」。
地名が珍しいわけではなく、過去にほとんど地震が発生していない地域での地震活動が観測されている。
【地震が珍しい地域での2022年地震活動】
●山形県置賜地方
(2022年地震活動)
地震回数 2回(最大M3.2)
(過去の地震活動)
・2021年 0回
・2020年 1回
・2019年 0回
●山形県庄内地方
(2022年地震活動)
地震回数 1回(最大M3.3)
(過去の地震活動)
・2021年 0回
・2020年 0回
・2019年 0回
●若狭湾
(2022年地震活動)
地震回数 3回(最大M3.7)
(過去の地震活動)
・2021年 2回
・2020年 0回
・2019年 0回
●長崎県南西部
(2022年地震活動)
地震回数 1回(最大M3.0)
(過去の地震活動)
・2021年 0回
・2020年 0回
・2019年 0回
●富山県東部
(2022年地震活動)
地震回数 2回(最大M3.0)
(過去の地震活動)
・2021年 3回
・2020年 0回
・2019年 4回
●山口県中部
(2022年地震活動)
地震回数 1回(最大M3.4)
(過去の地震活動)
・2021年 0回
・2020年 0回
・2019年 0回
●山口県北西部
(2022年地震活動)
地震回数 1回(最大M3.0)
(過去の地震活動)
・2021年 0回
・2020年 0回
・2019年 1回
●神奈川県東部
(2022年地震活動)
地震回数 3回(最大M3.9)
(過去の地震活動)
・2021年 1回
・2020年 4回
・2019年 2回
●北海道上川地方中部
(2022年地震活動)
地震回数 1回(最大M2.2)
(過去の地震活動)
・2021年 1回
・2020年 0回
・2019年 0回
●北海道根室地方中部
(2022年地震活動)
地震回数 1回(最大M3.2)
(過去の地震活動)
・2021年 1回
・2020年 2回
・2019年 0回
●沖縄県石垣島北西沖
(2022年地震活動)
地震回数 1回(最大M5.3)
(過去の地震活動)
・2021年 1回
・2020年 1回
・2019年 1回
○「南海トラフ地震臨時情報」とは
気象庁は2017年11月1日から「南海トラフ地震臨時情報」、「南海トラフ地震関連解説情報」の運営を開始。
「南海トラフ地震臨時情報」とは、南海トラフ沿いで異常な現象が観測され、その現象が南海トラフ沿いの大規模な地震と関連するかどうか調査を開始した場合、または調査を継続している場合。もしくは観測された異常な現象の調査結果を発表する場合に発表される情報。
要するに、南海トラフ地震が発生する可能性が大きい状況で発表される情報。
「南海トラフ地震臨時情報」には情報の種類と発表条件があり、以下にまとめてみた。
【「南海トラフ地震臨時情報」種類と発表条件】
●「南海トラフ地震臨時情報(調査中)」
・監視領域内でマグニチュード6.8以上の地震が発生。
・1カ所以上のひずみ計での有意な変化と共に、他の複数の観測点でもそれに関係すると思われる変化が観測され、想定震源域内のプレート境界で通常と異なるゆっくりすべりが発生している可能性がある場合など、ひずみ計で南海トラフ地震との関連性の検討が必要と認められる変化を観測。
・その他、想定震源域内のプレート境界の固着状態の変化を示す可能性のある現象が観測される等、南海トラフ地震との関連性の検討が必要と認められる現象を観測。
●「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒)」
・想定震源域内のプレート境界において、モーメントマグニチュード8.0以上の地震が発生したと評価した場合。
●「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」
・監視領域内において、モーメントマグニチュード7.0以上の地震が発生したと評価した場合(巨大地震警戒に該当する場合は除く)。
・想定震源域内のプレート境界面において、通常と異なるゆっくりすべりが発生したと評価した場合。
以上の発表条件をまとめると、
監視領域内でM6.8〜M6.9の地震が発生すると「南海トラフ地震臨時情報(調査中)」が発表。
監視領域内でM7.0〜M7.9の地震が発生すると「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が発表。
監視領域内でM8.0以上の地震が発生すると「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒)」が発表される可能性が極めて高くなる。
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