見出し画像

O-40シニアサッカーについて考える、

自分には6歳下の弟がいまして、自分が所属するチーム武蔵ユナイテッド(東京都シニア2部)と競り合う世田谷シニア40(東京都シニア1部)に在籍しています。

先日、1部リーグの試合があり、弟は怪我で出れませんでしたが、来てたので観戦に行きました。

相手は前年度のリーグチャンピオンHTKさん、以前昔武蔵がやらせてもらった時は、勝ち→引き分け→負け、、と徐々に差が開いていったのですが、この試合、世田谷さんとの結果は6-0でHTKの圧勝、実にうまい。

HTKのプレー一つ一つが勉強になりました。外から一試合丸ごとスカウトの気分で見てみて沢山勉強になったので、シニアサッカーの特徴とポイントを自分なりに整理しました。

■どんな戦術をどう適用するか。
■フィジカルをチームの戦力としてどう維持して試合するか
■状況把握と判断で試合中の問題解決ができてるか。
■各自が各自の技術と体力に見合ったプレーが選択できるか。
■タイム、ペース、メンタル、リスク等々のマネジメントができるか。
■互いをリスペクトしながら仲間同士でコミュニケーション取りながら結果を目指せるか。

HTKさんには元Jリーガーがいるので、技術力やフィジカルの高さなどは勿論あるのですが、どんなサッカーをやるのかが明確。しかも、今時のサッカーをちゃんと反映している。ビジネスでも新しい手法が採用されるように日々の進化をチームに合うように取り入れているように見える。プロの手法をそのまま使えなくても、トレンドを要素として活かすことは可能。(攻撃ならアイソレーション、オーバーロード、ハーフスペース、守備ならブロックの形成、トランジション等)

シニアは、現役の頃より体力が落ちるので、昔のサッカーをそのままやってもうまく行かないし、色んなバックグラウンドのメンバーが集まるので、「かつての仲間でやっていたサッカーを」昔の杵柄でもうまく行かない。HTKさんは主力以外は10分くらいでこまめに交代することで、フレッシュな状態を保ちつつ、控えの人にチャンスを与えてモチベーションをあげつつ、短い時間で成果が出せるか試されもする。やることが決まってるから、次の人も原則を守った上で個人の特徴を出すことになる(順番が逆転するチームは割に多い)。

相手ボールを回収した後の繋ぎでミスしない。確実に繋がるところを選び、チャレンジできる場面まで確実に保持する。クリアをするならアウトオブプレーになるようはっきりさせる。

60分で主導権を掴むべく、保持しながら流れがきたら仕掛ける時に一切に圧をかける。さりげなく、瞬間的に攻撃のスイッチを入れ、点を取られる方があっけに取られる。

40代で仕事で経験を積んでるからか、危ない場面でも慌てない、メンバーのミスにカリカリしない。仲間と常に会話しながら、結果に向かうために必要なことを様々な選択肢から共通認識を作って選び、フォアザチームが外から見ていても分かる。

チームビルディングとして、力を発揮できるようにするにはストーミングというフェーズが必要ですが、試合中になるのではなく、シーズン前に終わらせていることが大事。

今まで自分がやりながら引っかかっていたことを言語化する機会ができてよかったです。

また。弟に6年ぶりに会えて元気に生きてたのもよかった。写真を撮ってもらったら、小さい頃は顔立ちが違うと思ってたのに、意外と似ていることにびっくりしました。

自分は来月で48歳になり、O-40としてはあと2年ですが、若い人の中でパフォームできるよう、インテリジェンスを高めたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?