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子供が欲しいアラフィフ男性が婚活をする時に知っておいて欲しいこと

皆さん、こんにちは!
結婚相談所ENSOWAのマリッジカウンセラー穴澤由紀です。

男性が婚活を始めるタイミングは、「子供が欲しい」という願望が湧いてきた時というのが一番多いです。

アラサー、アラフォー世代はもちろんのこと、アラフィフ世代の男性からもお子さんが欲しいというご相談を受けることも少なくありません。

正直、アラフィフ世代で子供を授かろうとするのは、いろいろな面で、かなりハードルが高いことです。

いきなりネガティブなことを言って申し訳ないんですが、でも、まず最初にどんなことをクリアしていく必要があるかをお伝えさせてください。


ハードル①妊娠適齢期の女性とのマッチング自体が難しい。

医学的な女性の妊娠適齢期の年齢は、25~35歳前後です。
アラフォー男性が、子供が欲しいからとこの年代の女性を希望しても、年齢差が15才以上となりマッチングの確率はかなり低くなります。
 
最近の婚活トレンドとしては、同世代婚を望まれる女性が多く、女性も経済的自立をしている人が多くなっていますから、年収が高いだけでは、なびいてくれません。
 
運よく交際ができても、会話が合わない、ジェネレーションギャップを感じるなどの理由で女性の方から交際終了を希望されるケースが多いです。
となると、アラフィフ男性との年齢の開きが現実的ではないのです。 
現実的なラインでターゲットを決めるなら、妊娠適齢期はやや過ぎているけれど妊娠できる可能性がある、年齢差10才以内のアラフォー女性になるかなと思います。

ハードル②男性も生殖機能が落ちている可能性

不妊症の原因は、女性ばかりにあるのではありません。
不妊の原因の男女比は、男性側に原因があるケースも少なくありません。
男性のみ、または男女ともに不妊の原因があるというのは、全体の約半分に値します。
加齢も不妊の原因のひとつと言われていますから、男性側の問題で妊娠しづらくなる可能性も高まります。

ハードル③ここから20年、子育てを頑張れるか問題

子育ては長期戦です。
50才でお子さんを授かったら、子供が成人を迎える時には70才。
立派な高齢者になっています。
アラフィフ以降、どんどん気力、体力は落ちてきますし、持病を抱える可能性も高くなってきます。
無理ができなくなる年齢に差し掛かる中で、子育てという大きな仕事を果たすことになりますから、相当の覚悟は必要かと思います。
また、経済的なことも、十分に配慮しておかなくてはいけません。
お子さんの進路によりますが、お子さんを一人育てるのに必要なお金は、養育費+教育費で、約2,000万~3,000万円程度かかるという統計結果もあります。
アラフィフ世代以降は、役職定年を迎える人も多く、年収が下がっていく可能性もあります。
 

それでも、子供が欲しいと思うなら、戦略的に行動しよう

「難易度は分かった!でも、やっぱりあきらめきれない。オレは子供が欲しいんだ」というアラフィフ男性の皆さん。
だとしたら、戦略的に、そして、鋼の心で婚活していきましょう!
ここからは、アラフォー女性をターゲットにした婚活の取り組みポイントをお伝えします。

出産が望める一般的な年齢とは

前述の通り、医学的な出産適齢期(妊娠適齢期)は大体35歳くらいまでで、一番妊娠しやすいのはデータ上は20代の女性です。
もちろん、40歳を過ぎても問題なく妊娠・出産する人もいれば、20代でもなかなか妊娠できない人もいます。
人それぞれの体の状態によるので、一概には言えませんが、一般的に高齢になればなるほど妊娠はしづらくなりますし、妊娠出産のリスクも高くなっていきます。
ターゲットになってくる、アラフォー女性(35才~40代前半)は、一般的に出産が望めるギリギリライン。
でも、妊娠率は下がっていくので、不妊治療や積極的な妊活が必要となってくることが多いでしょう。
ちなみに、はじめての出産であれば、35才以上から高齢出産のカテゴリーに入ります。
(経産婦の場合は40才以上での出産の場合に、高齢出産となります)

女性の気持ちに寄り添った言動を心掛けて

アラフォー女性が抱える繊細なメンタリティを想像したことはあるでしょうか?
婚活中のアラフォー女性も「可能なら子供が欲しい」とお考えの方が多いです。
そう、「可能なら」。
 
そこには、焦燥感や不安や心配などが入り混じった、複雑な心理が隠れています。

「すぐにママになれるわけではない。
これから誰か素敵な人と出会って、お付き合いして、結婚して、
そこから妊活して。
そのプロセスを考えたら、少なくとも出産までに1.2年はかかる」

自分の今の年齢にプラス2歳を足して、逆算して考えると、自分の体は出産できるかどうかの瀬戸際だと感じて焦りが出てきます。

また、不安や心配も増えていきます。
・妊娠しにくい体だったら不妊治療をしないといけなくなる。
・不妊治療ってお金がかかるって言うけど、大丈夫かな。
・お相手が子供をすごく望んでいた場合、もし産めなかったら申し訳ないな。
・赤ちゃんの先天的な病気があったらどうしよう。
・子育ても大変そう。今、一番仕事が面白いのに、両立できるのかな。

このような繊細な心持ちでいることが多いので、その点を十分察して差し上げながら、やりとりをしていくことがとても大事です。

逆に言えば、このような、アラフォー女性心理を捉えた、プロフィール作成や会話をしていくことができれば、相手の女性から選ばれる可能性は高まっていくはずです。

「子供ありきの婚活姿勢」が出てしまうのはNG!

「とにかく子供が欲しいから婚活している」という雰囲気が男性から出てしまうと、別に自分でなくてもいいのでは、と不信感が出たり、
私も子供は欲しいと思っているけれど、期待に応えられなかったらどうしよう、とプレッシャーを感じてしまいます。
だから、「子供ができてもできなくても、あなたを大切にします」というスタンスでいてくれる男性を望むのです。
ですから、あなた自身も、子供ありきではなく、お相手ありきでいてください。
「お子さんに恵まれなくてもこの人となら、ずっと一緒にいたい」
そう思える人を選びましょう!

その他、ご自身のメンテナンスを忘れずに!

アラフィフ世代でお父さんになるということは、ご自身のメンテナンスも大切になっていきます。
未来に向けてしっかり準備をなさってください。

<若々しい見た目や感性を持ち続けられるように努力する>
老けてみえたり、不健康な印象を与えてしまうと、女性から選ばれません。
女性の生殖本能が反応し、無意識に「この人では子孫を残せない」と判断するからです。
また、若々しい感性や柔軟な思考をもっていないと、年齢差のある女性や子供と楽しくコミュニケーションをすることができません。
ジェネレーションギャップでネガティブな印象を与えないように、心掛けていくことが大切です。

<メディカルチェックを受ける>
前述の通り、男性の生殖機能の低下が原因で不妊になる可能性も十分にあります。
加齢も不妊の原因のひとつと言われていますから、男性もメディカルチェックを行い、生殖機能に問題がないか調べておきましょう。

<経済面の見通しを立てておく>
お子さんを持つかどうかで、生活にかかる費用は大きく変わります。
不妊治療をするのであれば、そのための費用の確保も必要ですし、子育ては長期戦ですから、ご自身の年齢、キャリアを鑑みて、養育費や教育費がどのタイミングでどのくらい必要なのかを試算しておくと良いです。

<健康管理、体力維持もしっかりと!>
子育ては体力勝負!お子様のためにも若々しく、健康でいたいですよね。
今から、食事に気を付けたり、運動を定期的に行って、しっかり健康管理をしていきましょう。

まとめ

出産・子育てに関する考え方、姿勢は、人生観にも繋がるものだと思います。

子供を持つというのは、神様の領域のことなので、希望しても必ず持てるとは限らないですよね。
女性は命がけで出産しますし、赤ちゃんが必ず五体満足で生まれるとは限りません。
リスクを伴いながら、覚悟を持って向き合うことです。

とてもセンシティブな領域だからこそ、女性はお相手の男性がどんなスタンスでいるかを気にしています。
どんな状況であっても、ともに人生を歩めるパートナーかどうかを女性は見極めていきます。

男性側も、「どうして自分は子供が欲しいのか」「もし子供が持てなくてもこの人と一緒にいたいか」「養子縁組など、実子ではない子を受け入れるか」など、深く自分の心をみつめながら、自分の考えや価値観を伝えられるように、言語化しておきましょう。

それが、理想の女性から選ばれるための第一歩です。
応援しています。
頑張ってくださいね!

(記事執筆:マリッジカウンセラー 穴澤由紀)


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