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えんさい
2021年6月19日 15:33
2021年3月末、JR貨物は2021年度事業計画において、九州地区にEF510形電気機関車を投入することを発表した。2021年現在、九州地区ではEF81形、ED76形といった経年が30年〜40年程度の機関車が運用されており、現在日本海縦貫線(大阪〜青森)を中心に活躍するEF510形を新たに増備し、これを置き換えるものと思われる。また、東海道・山陽本線を中心に長らく活躍を続けてきたEF65形
2021年3月13日 04:27
JRの新幹線・在来線を合わせた中で最も長い列車は、東京〜福岡で走る貨物列車である。機関車1両が貨車を最大26両牽引し、その長さは約540mに達する。山陽本線を快走する貨物列車(筆者撮影)貨物列車の運行にかかるコストのうち、大半が貨車の数に関係のない「固定費」である。そのため、機関車の性能が許す限り貨車をたくさん牽引したほうが、貨車1両あたりのコストが減って経済的である。アメリカなどで
2021年2月27日 00:04
2021年2月17日の官報に、こんな記事が掲載された。JR貨物がDF200形ディーゼル機関車の後継機を購入するにあたり、入札の前段階として車両メーカーに参考資料の提供を求める記事である。DF200形の後継機導入計画について、具体的な情報が公開されたのは恐らく初めてのことである。DF200形は試作機が1992年に登場してからそろそろ30年となり、JR世代機とはいえ後継の話が出ても確かにお
2021年1月2日 02:39
1987年、日本国有鉄道は民営化され、旅客鉄道会社6社と貨物鉄道会社1社が発足した。旅客6社では、客車列車を廃止し、電車・ディーゼルカーに置き換えるという国鉄時代の方針が引き継がれたため、ディーゼル機関車に対し積極的な投資をすることはなかった。客車列車の需要がないことから、それまでディーゼル機関車で行っていた工事列車の牽引や除雪などもディーゼルカーや保線機械(書類上車籍を持ち、鉄道車両として