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2001: A Space Odyssey「2001年宇宙の旅」

Hello!
ピザが無いと生きていけないとエンピツカフェの店員さんに噂されているアンです。今日もピザ、もぐもぐとほおばってます。
お気に入りの世界の映画を紹介しますね。

1961年にソビエト連邦の宇宙飛行士ガガーリンが世界初の有人宇宙飛行に成功。そして1969年にはアメリカの宇宙飛行士アームストロングが世界初の月面着陸に成功しました。
1960年代といえばアメリカとソビエト連邦の宇宙開発競争が最も熾烈を極めたころ。いち早く宇宙へと到達したものが、地球の支配権を握るともいわれていた、そんな時代に公開されたのが、今回紹介する「2001年宇宙の旅」(1968年)。

400万年前、人類の祖先である猿人が、謎の黒い石板「モノリス」に知恵をさずかり、動物の骨を武器として戦うことを覚えます。
そして人類は多くの生物を暴力で支配する術をおぼえ、やがて生物界の頂点に君臨することとなります。
発達した脳によって劇的な進化を遂げていく人類は、コミュニティをつくりながら世界中に広がっていきます。
そして、ついには地球を飛び出し、宇宙開拓をするまでになります。

月に居住することを可能にした人類は、木星で謎の黒い石板「モノリス」の真実が分かるかもしれないということを発見します。
人類の進化の根源となった謎の黒い石板「モノリス」について調査するため、2001年に人類は初の有人木星探査へと旅立つことになりました。

しかし、調査中に宇宙船を制御するAI(人工知能)の「HAL 9000」が突如反乱を起こしてしまいます。
死闘の末、生き残った船長は謎の黒い石板「モノリス」に遭遇し、人間の知識を超越した領域へと到達する、というお話。

「2001年宇宙の旅」は、難解なシーンが多く、解釈を視聴者に委ねるシーンが多いともいわれています。

そのクライマックスは、様々な解釈が存在すると思いますが、困難を乗り越えようやく木星に到達した船長の前に、謎の黒い石板「モノリス」が姿をあらわします。
そして、抽象的かつ理解不能とも思えるトリップ映像。
この人智を遥かに超えた高度な知的物体「モノリス」は、人類をさらなる進化の新段階へと導いていくのです。
人類のさらなる進化は時空を超える能力、つまりタイムトリップ。
そうして進化を遂げた新人類の姿が、ラストに登場するあの「スターチャイルド」。

いまは21世紀。残念ながら、人類は木星へは到達できていません。核の脅威も払拭できていません。
反省と革命を繰り返しながら、長い目で見れば進化を続けてきた人類は、これからも生存を賭けた進化と淘汰を繰り返し続けていくのでしょう。

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