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その瞬間だけ、生きられる。「ブレスレス」

Moi!
ピザが無いと生きていけないとエンピツカフェの店員さんに噂されているアンです。今日もピザ、もぐもぐとほおばってます。
お気に入りの世界の映画を紹介しますね。

今回紹介する映画の舞台は、白夜の街ヘルシンキ。
主人公は、妻を不慮の事故で失い、死んだように毎日を送っている外科医のユハさん。

外科医師のユハさんは夏の休日を、家族とともに湖畔の別荘で過ごしていました。
この日も、釣りを楽しみ、妻、娘と優雅でのどかな一日を過ごすはずだったのですが、うたた寝をしていたある日の午後、妻が湖の底に沈んでいた網に足をとられ、なんと水死してしまうところから、お話は始まります。

不慮の事故により突然訪れた失意の日々。
以来、ユハさんは、妻を救えなかったという自責の念から、毎日を無気力で死んだように過ごしていました。
そんな父を心配する娘のエリちゃん。

十数年後、エリちゃんがピアスの穴をあけるために訪れた店に同行したユハさんは、隣接するSMクラブに迷い込んでしまい、ボンデージ衣裳に身を包んだ女王様のモナさんと出会ってしまいます。
SMクラブの客と間違えられたユハさんは、そこで思いがけない体験をします。
首を締め付けられ、苦しい息遣いの中で、目の前に現れた映像は妻の死の直前の湖の中。

女王様からの屈辱と拘束、そして生死をさまよう窒息寸前のプレイの中で妻の面影を見る日々。
その時間は、ユハさんにとってかけがえのない時間になっていく、というお話。

失意の中を生きてきた男と、痛みを与えることでしか生きられない女。

気になる人は観てみてね。

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