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心の命じるままに話せばいいよ。「ナポレオン・ダイナマイト」

Hello!
ピザが無いと生きていけないとエンピツカフェの店員さんに噂されているアンです。今日もピザ、もぐもぐとほおばってます。
お気に入りの世界の映画を紹介しますね。

今回紹介する映画の舞台は、アイダホ州のプレストン。
主人公は、大きな眼鏡に天然パーマがトレードマークの冴えない男子高校生ナポレオン・ダイナマイトさん。

ナポレオン・ダイナマイトさんはいつも口が半開きで、ダサくて気になるTシャツを着ていて、話すときいつも目を閉じる癖がありました。
ナポレオン・ダイナマイトさんにはキップランドさんという色白で華奢なお兄さんがいます。お兄さんは朝から晩までパソコンの前でチャットばかりしているパソコンオタク。
さらにファンキーな祖母のカーリンダ・ダイナマイトさんと、ティナというラマと一緒に暮らしていました。

これといった取り柄もなく、授業中に落書きばかりしている冴えないナポレオン・ダイナマイトさんは、あるときメキシコ人の転校生のペドロ・サンチェズさんの世話を頼まれます。
そして学校で浮いている存在の2人は意気投合し、行動をともにするようになります。

アメリカの片田舎のいわゆるスクールカースト(“ジョックス”イケてるグループに“ギーク”イケてないグループが虐げられる)を描いた青春映画は、いつまで経っても大きなストーリー展開がないのですが、すべてはクライマックスへの伏線なんですね。

この映画のクライマックスは、生徒会長選挙の演説で思いもよらぬトラブルに意気消沈する立候補者のペドロ・サンチェズさんを励ますため、ナポレオン・ダイナマイトさんがスポットライトを浴びながら、軽快なビートに合わせて見事なダンスを披露するシーン。
しかもその選曲が、1999年全米ダンスチャート1位を獲得したJamiroquai(ジャミロクワイ)の「Canned Heat」。

ね、映画観たくなったでしょう、これこぞ製作費わずか400万円の超インディーズ作品が、全米で大ヒットを記録した理由なんでしょうね。

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