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「私はゲイだ」父が75年目に明かした真実が、僕の人生を大きく変えた。「人生はビギナーズ」

Hello!
ピザが無いと生きていけないとエンピツカフェの店員さんに噂されているアンです。今日もピザ、もぐもぐとほおばってます。
お気に入りの世界の映画を紹介しますね。

今回紹介する映画の舞台は、ロサンゼルス。
主人公は、38歳、独身。CDジャケットのアートディレクションをしているオリヴァーさん。
心の通い合わない夫婦だった両親の姿が脳裏に焼き付いて離れないオリヴァーさんは、その影響で愛に臆病でとても内向的。

ある日、44年連れ添った妻に先立たれ、自らもガンを宣告された父親のハルさんから、ゲイであることを告白される。
厳格だった父の突然のカミングアウトに戸惑いつつも、病気に立ち向かいながら新たな人生を謳歌し始めた父と語り合い、少しずつ距離を縮めていくオリヴァーさん。

やがて父との永遠の別れを経て、大いなる喪失感を抱えたオリヴァーさんは、フランス出身の女優アナさんと出会うこととなる。
互いに人と距離を縮めることができないまま生きてきた似たもの同士の2人は、ほどなく恋に落ちることとなるのですが、というお話。

劇中での印象に残ったセリフが2つありました。

自殺をほのめかす電話を毎日のようにかけてくる父親に嫌気がさしていたアナさんを元気づけるために、オリヴァーさんは、ビルの看板に落書きをしようと誘い出します。そのときにオリヴァーさんが書いたグラフィティが、

YOU MAKE ME LAUGH BUT ITS NOT FUNNY.
「君は僕を笑わせる、でも、笑い事じゃない。」

そして、もうひとつが、オリヴァーさんがアナさんの滞在するホテルで2人で過ごしているときに、アナさんが街並みを見下ろしながらオリヴァーさんへ伝えたこの一言。

「半分は悲観的に考える人たち、残り半分は魔法を信じる人たち、彼らの“溝”は戦争のよう」

このセリフは、この間紹介したKevin Kelly(ケヴィン・ケリー)さんのこの一言。

「楽観主義であれば、ど真ん中にいながらエッジを追いかけられる。悲観主義者だったらそれは難しい。ディストピアだけを見て、うまくいかないことばかりを主張する。」

これにすごく似ているなと感じました。

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