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今日の名言は、「Safe up here with you.(あなたとここで暮らしていれば安心。)」

パンケーキ大好きなかおるんです。いつもエンピツカフェの決まった席で本を読んでいます。
悩みごとがあるときに、ふっと何か大切なものを気づかせてくれる先人の名言を紹介しますね。

今日紹介する名言は、アイスランド出身、世界の歌姫Björk(ビョーク)が、1996年にリリースした「Hyperballad(ハイパーバラッド)」の一節。
歌い出しはこんな感じ。

We live on a mountain
Right at the top
(私たちは山のてっぺんに住んでいるの)
There's a beautiful view
From the top of the mountain
(そこからは美しい景色が広がっているの)
Every morning I walk towards the edge
(毎朝崖まで歩いて)
And throw little things off
(いろんなものを投げ捨てているの)
Like car parts, bottles and cutlery
(車の部品とか、空き瓶とか、カトラリーとか)
Or whatever I find lying around
(その辺に転がっているものを色々とね)

歌い始めは、牧歌的で幸せいっぱいの歌だと思っていたけど、ん?ごみを捨ててるの?
そこから急に雰囲気は一転し、超ダークモードに突入します。

It's early morning
No one is awake
(誰も起きていないような朝早くから)
I'm back at my cliff
(崖の上に登って)
Still throwing things off
(いつものようにものを投げ捨てるの)
I listen to the sounds they make
On their way down
(ものが落ちてぶつかる音が聞こえるの)
I follow with my eyes till they crash
(粉々になるまで見続けているの)
I imagine what my body would sound like
Slamming against those rocks
(私の体が岩に衝突したら、どんな音がするのか想像しながらね)
And when it lands
Will my eyes be closed or open?
(その瞬間に、私の目は閉じているかな?それとも開きっぱなしかな?)

いつでもその気になれば死ねるから、あなたとここで暮らしていれば安心ってこと?なんか怖くない?
そして最後に今回紹介する名言の一節がリフレインされます。

Safe up here with you
(あなたとここで暮らしていれば安心)

1965年11月にアイスランド・レイキャヴィークで生まれ育ったBjörk(ビョーク)は、ポストパンク・ニューウェーヴ・ オルタナティブロックバンド「Sugar Cubes(シュガーキューブス)」のフロントパーソンを経て、1993年にソロデビュー。
1977年に若干12歳でデビューしてから40年以上にわたり、独特の感性で世界を魅了し続けるシンガー&パフォーマー。

そんなビョーク、環境活動家としての顔をもっていることでも有名ですよね。
最近では、ビョークの母国であるアイスランドで行なわれているサケのオープン・ペン養殖の残酷さや、環境と生態系への深刻な影響を世に広めることを目的として、Rosalía(ロザリア)とコラボレーションしたニューシングル「Oral(オーラル)」をリリース。
この楽曲からの収益は、ビョークの母国アイスランドで行なわれているオープン・ペン養殖反対運動への支援のために寄付されるということです。

アイスランドのサーモン産業は2014年以来急成長。4,000トン未満だった生産量は、いまでは106,500トンに達すると推定されているんです。
商業的利益を優先して、生態系を無視して人間都合で養殖しDNAに遺伝的変異を生じさせたことで生み出された「フランケンシュタイン・フィッシュ」が、野生のサケと交配することで、野生のサケの個体数が減少するのではないかと危惧されているようです。

「フランケンシュタイン・フィッシュ」というのは、ビョークがつけた養殖サーモンの別名で、本当に不気味な姿をしているんですよね。

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