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人生は選択ー時々、運命。「わたしは最悪。」

Moi!
ピザが無いと生きていけないとエンピツカフェの店員さんに噂されているアンです。今日もピザ、もぐもぐとほおばってます。
お気に入りの世界の映画を紹介しますね。

今回紹介する映画の舞台は、ノルウェーの首都オスロ。

主人公は、奔放な性格だがその裏には繊細な感情が隠れているチャーミングでアラサーのユリヤさん。

医大に進んだユリヤさんは、自分が興味あるのは肉体ではなく魂だと気づきあっさりと心理学の道に転向。
恋人と別れ、講義担当の教授と寝たりしたもののこれも何か違う。
そして、自分は視覚の人間だとひらめき「写真家になる。」と母親に宣言。
大学を辞め、本屋で働きながら写真の仕事を始めたユリヤさんは、ギャラリーカフェでグラフィックノベル作家のアクセルさんと出会う、というところからこの映画は始まります。

年上で知的なアクセルさんとの幸せな生活。
アクセルさんの実家で、子連れの兄夫婦とともに過ごす週末。
その夜、アクセルさんはユリヤさんに子どもが欲しいと言ってきました。
40歳を過ぎ、成功も手に入れたアクセルさんは安定した家庭を望んでいます。
しかし、ユリヤさんはまだ自分探しの途中、徐々に違和感を感じ始めます。
やがて、ユリアさんはアクセルさんとは全く違うアイヴィンさんに興味をもち始めてしまうというお話。

いつか何者かになれるという根拠のない自信、常識や社会的役割に縛られず自由に生きたいという願望、才能への嫉妬。
この映画は年齢や性別に関係なく共感できる、ひとりの人間の成長物語として描かれています。

ロマンティックな未来とヒリヒリする現実の間で揺れながらも、自分に正直に人生を選択していくユリアさんの恋と失敗と成長の物語「わたしは最悪。」、最高の映画です。

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