この本を読んではいけない
この本は恐ろしい。とても罪深き本だ。
読んだ人の人生をいろんな意味で狂わせてしまうのではなかろうか?
読んでも大丈夫な者がいるとしたら、せいぜいゴリラぐらいだろう。
つまり、今これを読んでいるあなたがゴリラではなく、ただのヒトならこの本を手にとるべきではない。
だがこれだけではただの暴論なので、わかりやすい例を交えつつ論理的に証明してみせよう。
理由その①【家庭が崩壊する】
もしあなたが家庭を持っているなら・・・この本を読んではいけない。
マジメに書いてあるとみせかけて、ところどころにギャグが挟まり、思わず吹き出してしまう箇所が散りばめられている。
たとえば・・・
食事をしている円満な夫婦を想像していただきたい。
夫が食事中にこの本を読んでいたとしよう。
そして本に書いてあるギャグが夫のツボに入ったとする。
するとどうなるだろう。
口のなかにあった白米が、ほぼまちがいなく正面に座っている奥さんの顔面にぶちまけられるわけである。
おでこにゴハン粒をつけた奥さんはブチギレし、投げた本のカドが斜め45度で夫にクリーンヒット→病院送りになるだろう。
その結果、事件はニュースとなり
全国の書店から回収騒ぎになること間違いなしだ。
【凶器:本『読みたいことを書けばいい』(田中泰延著)】
家庭をお持ちの方は
くれぐれも食事中に田中さんの本を読まないように気を付けよう。
理由その②【志望校に入れなくなる】
もしあなたが学生なら・・・この本を読んではいけない。
授業中に教科書でマンガを隠しつつ読んだ経験は誰しもあるだろう。
また、学生諸君はひじょうに育ちざかりなので早弁するのが日常茶飯事である。
体感的に100人中、200人ぐらいは早弁する傾向だ。
大型連休の帰省ラッシュでよくある、『乗車率200%』とかのアレである。
しかし冷静に考えてみると
座れなくてあぶれた人たちは一体どこへいったのだろうか?
じつはもれなく全員ニンジャで天井に張り付いていたり?
もしくは、わずかな席をめぐって屋根の上で熾烈なバトルを繰り広げているのかもしれない。
話がすこし脱線してしまったので(列車だけに)、授業中にお忍びで早弁をしている場面に解説をもどそう(もどせてない)
・・・。
もしこのとき
弁当を隠すために田中さんの本を使った場合、どうなるか。
弁当をかきこんでる最中に本に載っていたギャグが目に入る→すると教壇に立っているセンセイの顔にシュリケンのごとく口の中身がぶちまけられるわけである。
おでこにゴハン粒がついたセンセイは怒りが有頂天となる→生徒はバケツをもたされ、廊下に立つよう命じられる。
このせいで授業が受けられなかった生徒の学力は落ち、志望校に入れなくなるのだ。
くれぐれも学生さんたちは、田中さんの本を早弁で使わないように気をつけよう。
また、帰省ラッシュに列車を利用するニンジャの方は、いつでも席の取り合いができるように武器を忍ばせておくことをオススメする。ニンニン。
理由その③【出世できなくなる】
このような恐ろしい事態は何も読書中にだけ襲ってくるわけではない。
もしあなたが将来有望なサラリーマンなら・・・この本を読んではいけない。
たとえば
あなたが会社の重役たちを前にして、出世のかかった大事なプレゼンをしていたとしよう。
つぎのポイントを思い浮かべながら話しているとき、ふと前日読んだ本のギャグを思い出したらどうなるか。
きっと一瞬ニヤけてしまい、次に話す内容を忘れ、頭のなかが真っ白になってしまうだろう。
結果、プレゼンは大失敗。
おでこにゴハン粒をつけた上司から叱られる→出世する道を逃すことになる。
最悪、会社にいられなくなり、人生設計が狂ってしまうわけだ。
くれぐれもサラリーマンの方は、プレゼンの前日にこの本を読まないように気を付けよう。
理由その④【人類が滅亡する】
「なんだこの物騒な見出しは」と思っただろうか?
説明する。
この記事の最初で私が
「この本を読んでも大丈夫な者がいるとしたら、せいぜいゴリラぐらいだろう」と書いたのを覚えているだろうか?
だが田中さんの本には、序盤でこう書かれている。
このおそろしい意味がわかるだろうか?
そう、もしゴリラがこの本を読んでしまうとあろうことか、人間になってしまうのだ!(進化論)
人間になったゴリラはどうなるか。
それは私が語らずとも、不朽の名作が証明している。
古事記にもそう書いてある。
もしあなたがチャールトン・ヘストンなら、この本をゴリラに読ませてはいけない。
おでこにゴハン粒をつけたシーザーに地球を支配されたくなければ、くれぐれも気を付けよう。
以上、この本を読んではいけない理由を非常にわかりやすく解説してきた。
論文としても成立する内容だと自負している。書いたことないけど。
・・・が、じつはもうひとつ。
おおくの人が知らない真実がこの本には隠されている。語るべきかどうか迷うところだ。
だが特別に話そう。
今から内容を考えるからちょっとだけ待ってほしい。
ということで、次回からは少しだけマジメに考察していく。
もうちょっとだけ続くんじゃ。
次回はこちら↓
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