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【7/28】ONESTROKEの「ふしぎな穴」展と「絵本のひきだし林明子原画展」へ

台風接近といわれた28日。
私と長女は、朝から都内へ出る支度にとりかかっていました。
帰宅の目標時刻は午後3時。台風がひどくなる前に行って帰る計画です。

28日は、市民祭りで長女の和太鼓発表会が開催される予定でした。
年長の園児たちの恒例行事で、私たちもとても楽しみにしていたのですが
台風接近の予報で前日に中止の連絡を受けることに。

落ち込む長女と、どうやって1日を過ごすか…
「あ、そうだ、展示会に行こう!」と思い、行きたい候補にあった2つの展示へ行くことに決めたのです。

■ONESTROKE主催、駒形克己さんの「ふしぎな穴」展へ
5歳ともなるとおむつもいらないし服を汚す心配もないのですが、この日ばかりはレインコートを詰め、濡れても良いように着替えを用意するなど、カバンはパンパン。
私はレインブーツ、長女は長靴を履いて出発。2歳の次女と末っ子は夫と自宅待機でした。

最初の目的地は表参道にあるGallery5610。8月7日まで開催されている「ふしぎな穴」展へ行ってきました。11時くらいの到着です。

「ふしぎな穴」というのは、駒形克己さんの新作絵本です。
駒形克己さんに出会ったのは、大学生のころ、京都の本屋で出会ったのが最初だったように思います。

その後子供を産んで赤ちゃん向けの絵本を探しているときに出会ったのが「LITTLE EYES」シリーズでした。

ひとつの視点から広がっていく世界観が大好きで、そこからこっそり出版物を追いかけるファンになっていました。展示では、「ふしぎな穴」を実際に体験できるポスターのほか、LITTLE EYESシリーズが壁にそろうというとても豪華な展示でした。

こちらの展示は無料です。
奥には駒形さんの本を中心に、グッズなども販売するコーナーがあり、中央ではワークショップが開催されていました。皆さんの作っている様子を見て、せんぱくBookbaseでも開催する妄想を描いていました。いつか実現できますように。

子供たちに絵本を3冊と、自分用に1冊、購入。

LITTLE EYESシリーズの1つを末っ子に。波の絵本「BLUE TO BLUE」にはカエルが登場するので、カエルが好きな次女に。小さな絵本「雨があがって」は長女が自ら「これおもしろい」と選びました。
私は、以前ほしいと思っていて買えなかったイエラ・マリさんの図録を購入して、大満足です!!

滞在時間は短かったけれど、駒形さん親子ともご挨拶でき、心も物欲も(笑)満たされた、とても濃い時間でした。

この時点で、まだ雨は強くなく、降ったりやんだりを繰り返していました。Gallery5610を出た後は、表参道駅に戻り銀座線に乗って銀座へ。
松屋銀座を目指しました。

■絵本のひきだし林明子原画展へ
松屋銀座で開催されていたこちらの展示も、あと数日で終わってしまう、ということで駆け足で行きました。12時くらいでしょうか。
エスカレーターで7階に上がると、さっそくみえる『はじめてのおつかい』の大きなポスター。

長女は「あー♡」と叫んで、調子よくエスカレーターの階段を上がっていきました。「これ見たい」と積極的だったものの、人込みと説明文に興味がない長女はぐんぐん先に進みたがる。

「はやくいくよ!」「もうおなかすいちゃった」「それ、もうみたよ」……
タイトルにちなんだひきだしを用いた展示では楽しそうにひきだしを開けていたものの、それ以外では猛スピードで進んでいく娘。

結局、本当に気になるところを拾い読みして、さくさく進んでいくしかありませんでした。
だからなのかな…展示を満足に見れなかった心残りもあり、物販コーナーでは図録を買ってしまいました。

展覧会に行けたときは、見た記憶を留めておきたくて図録には手を出さないのですが子連れで行くようになってから子供の接待で余裕がなく、図録を買うことが増えました。

図録には五味太郎さんとの対談など魅力的な記事もあり、ゆっくり何度でも読もう!と確実に思える図録でした。

この時点で13時前。まだ時間があったので空腹の限界を迎えた長女と松屋銀座内にあるカフェで昼食をとりました。

■帰宅
昼食を食べ終え、ようやく帰路に。
電車の遅れもなく無事に最寄り駅までついたのですが、電車に乗っている頃から雲行きが怪しくなり、駅に着くころには風もでてきました。

きたな、台風。

長女は、少し緊張しながら傘をさし、風で雨粒が体にあたるのに驚いていました。建物の中に入りレインコートを着せると、防御服を身に着けた気持ちになったのでしょうか。急に堂々と台風なんてへっちゃらだ、という態度で雨風に応じていました。

家に着いたのは15時前。その後私はイエラ・マリの図録と林明子さんの図録を読み耽っていたのは言うまでもありません。

だって雨だもの。本を読まずになにするっていうのさ。
(いや、子供の世話があるだろう  by外出中がんばってくれた夫)

今回、子供と展示会に行ったのは久しぶりでした。
以前はハードルは高くなかったのですが、ここ最近は5、2、0歳児と発育が全く違う子供らと接するため、どうしても1人で3人連れて歩くのには無理が出ます。できれば、子供の徒歩圏内で子供ちに「好奇心の種」を運びたい。

だから私は、せんぱくBookbaseに写真家さんや画家さんの展示イベントを開催して紹介していきたいし、子供たちに触れ合う機会を作っていきたい。
地域のなかで暮らす人に、大海の片鱗を見せるような提案をしていきたい。

そんなわけで、せんぱくBookbaseでは現在『ずこうことばでかんがえる』の原画展を開催しています。原画の横にはどのページで描かれているか、ページ数も記入しています。ぜひ書籍と合わせてお楽しみくださいませ(^^♪

(おしまい)

今日の「本屋家族」

久しぶりのレインコートでした。






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