小学校という「異国」に留学するということ。

春、こどもが一年生になる。

私は学校教育を「息苦しく」感じてきたので
正直、学校に行かなくてもいい、と
思っていた。

昨年秋
そんな私が小学校で働くこととなった。

どちらかといえば
学校反対派の私が
学校に勤務する。

このタイミングのオファーに
縁を感じ
私は週5日
学校で働くことになった。

学校で働くようになって
最初に驚いたのは

先生、めっちゃいい人ばっかり…!!

ということだった。

彼らは常に生徒たちの
「健やかな成長」を願い
生徒の問題をひとりで抱えず
校長やほかの先生方に相談し
協力しあっていた。

あたりまえだけど
ドラマに出てくるような
中尾彬みたいな
いやらしい教頭はいなかった。
(金八よりGTO世代)

先生方と
こどもたちに対してどう取り組むか
という話をするとき
来年一年生になる子を持つ母親としても
先生方の心強さを感じていた。

にもかかわらず。
私はこどもは学校に行かなくてもいい、
と思ってしまう。

学校にいっている時間をつかって

料理やものづくりをしたり
アスレチックであそんだり
美術館に行く
いろんなワークショップを体験させる
いろんな場所へ旅をする…


そんな暮らしを家族で実現している人を
リアルでもネットでも、見つけてきた。

うらやましい
憧れる
こんなふうに暮らしたい、
実現したい…!

でも
最初からそれでいいのか?
というと、ちがう。

周りのムードに流されて
ちゃっかりランドセルを買ってもらい
入学準備にわくわくしているわが子。

そう
こどもが学校に行きたがっている

という事実がある。

こどもの「学校にいきたい」という
気持ちを無視して
行くな、とは言えない。
(行かなくてもいい、とは言う…)

親としては
イエスマンに育てたくないな~
とか
アレルギーの代替食ないしな~
とか
みんなと同じでいなさいってやだな~
とか

思うことはあるけれど。

社会に出たら
いろんな考えの人に出会うんだから
これもひとつの「学校」という「異国」に
留学しているのだと思って

親としては向き合うことにした。
それに、今はまだ本屋を立ち上げたばかりで
金銭的にも時間的にもゆとりがない。

辛いことがあって
学校に行きたくないなら
私と一緒に
せんぱくBookbase にいればいい。

今は、その逃げ道を作れただけで
よしとしよう。

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