「よろず屋」かく戦えり。
前文
【萬屋/よろずや】
‥生活に必要ないろいろな品物を売っている店。 雑貨屋。 なんでも屋。
2024年2月現在「れいわ新選組」共同代表である大石あきこ衆院議員が2022年初当選するその原動力になったボランティアチームを「よろず屋」と呼んでいた。
(文中、敬称略)
「なんで大石あきこなんか応援してるの?」
2021年ごろ。いろんな人から100回近く尋ねられた。
「うーんそうだな。めちゃくちゃで面白いからねw」
いつも半笑いでそう答えていた。
大石あきこ
1977年5月27日大阪府出身
日本の政治家。れいわ新選組所属の衆議院議員。れいわ新選組共同代表兼政策審議会長。元大阪府職員。
この人物を最初に認識したのは、2008年3月13日「大阪府庁」での朝礼における橋下知事vs女子職員のバトルの報道だっだ。
「おいおいとんでもない過激派が現れたもんだw」
ワイドショーか何かの映像を凝視しながら「この人、バッシング大変だろーな‥」と他人事ながら心配したものである。
それから9年が過ぎた2019年4月。私は大阪市民になっていた。
2016年4月に発生した熊本大分大地震で被災。
人生をリセットしたくなって、知己と言える存在がほぼ居ない大阪に単身乗り込んだのだった。
折しも2019年4月は「大阪府議会議員選挙」の真っ最中。
左派系無所属で立候補していた大石は、
淀川通り沿いの元々鉄板焼屋だった店舗を居抜きで借受けそこを選挙事務所にしていた。
近所の壁に貼ってあったポスターを見て「この人はあのときの橋下知事とバトった女性職員では?」すぐにピンと来た。
ジャーナリストの嗅覚で取材の打診メールを出してみた。
だが返事は無かった。
「ま、そんなもんかな」
こちらも新生活を立たせる事に忙殺されていたし、
何より転入したばかりで選挙権も無かったから関心事から外れるのも早かった。
それから3ヶ月が経過した。
私は堂島にある在京CM制作会社の大阪支社でプロデューサーとして勤務し始めていた。
2019年7月11日。
私はこの日「大阪駅」広場の大群衆の中に居た。
本当は取材者として此処に居るつもりだったのだが、
気がつけば完全に聴衆の中に溶け込んでいた。
それは「れいわ新選組」を旗揚げした山本太郎の街宣であった。
ここから先は
¥ 1,300
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?