＃30　アイロンがけでは父に勝てない

みなさまいかがお過ごしでしょうか。エノキです。

今日は用事があり、スーツを着用することになっていました。
以前洗濯してからそのまましまっていたため、所々シワが目立つ状態でしたので、ブラウスと一緒にアイロンをかけることにしました。

私はアイロンをかけるのが苦手です。
安物のアイロンを使っているのですが、たぶんそれが理由ではありません。
単純に、アイロンをかける行為が苦手なのです。

シワを消せなかったり、せっかくまっすぐになったのにいつの間にか生地が重なってしまっていてシワを作ってしまったり…。
そんなこんなで四苦八苦している結果、1着のアイロンがけに10～15分かかってしまいます。

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そんな私の苦手なアイロンがけですが、実は身近にプロがおります。
父です。

私が北海道に上陸するまで、父のワイシャツはクリーニングに出されていました。
しかしいつの間にか、家で洗濯して自分でアイロンをかけるようになっていたのです。
なんの心境の変化があったのかは分かりませんが、楽しそうにアイロンがけをしていました。

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私が就活中で帰省していた時、父は私のブラウスもアイロンがけしてくれました。
正直、出来栄えには期待していなかったのですが、戻ってきてビックリ。

買いたての状態のように、シワ一つ無いブラウスが返ってきたのです。
父ってこんなに器用だったっけ？と驚きを隠せませんでした。

面接の際にそのブラウスに袖を通すと、何故だか気持ちまでシャキッとしました。
それに、なんだか父が見守ってくれているような妙な温かさを感じ、リラックスして面接に望めました。

不思議なことに、父がアイロンがけしてくれたシャツを着て挑んだ面接はどれも納得のいく結果が得られました。
いつの間にか父のアイロンがけは私の願掛けになり、就活の支えになりました。
最終的に納得のいく就活ができたのは、父のおかげも一部あると言っても過言ではありません。

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そんな父のようにきれいにシワを除去できるように今日もアイロンがけを頑張りましたが、出来は73点くらいでした。
ジャケット着れば見えないからいいかと諦めたところが何か所かあります。

数をこなせばうまくなりそうな気がしますが、なんせめんどくさがり屋なもので、わざわざアイロンがけの練習をするような人間にはなれないと思います。
でも、アイロンがけがうまいって結構人間力ポイントが高い気がします。
（私だったら誇れる特技にします！”ザ・家庭的な人”というイメージを与えられそうなので）
私も父のようにきれいにアイロンがけができる人間になりたいです…。

では。