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インディ病理医・科学ジャーナリスト榎木英介の”機微”だんご

フリーランスの病理医兼科学ジャーナリストである榎木英介が、病理、医療業界や博士号取得者のキャリアパス、科学技術と社会に関する「機微」な話題を語ります。組織に属しない「インディペン…
このマガジンでは、“めずらし医“である病理医の中でもレア中のレアなフリーランスの病理医からみた病理…
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#病理医

病理医が悩む「今すぐ写真撮って!」問題を研究公正から考える

 「病理の写真を撮ってください。なるべく早く」  ああ、そういうシーズンだなあ。秋は、と…

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フリーランスとインテリジェンス

 フリーランスみたいななんの力もない、吹けば飛ぶような仕事をしていると、ある能力が不可欠…

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ワーケーション、二地域居住と病理医 近未来予想図

 最近医師のワーケーションが話題になっている。  フルタイムの勤務は難しくても、週に数日…

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「直美」を直視する

 「直美」という言葉をご存じだろうか。  臨床研修後に直接美容外科医として勤務するという…

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「穢れ」と病理医

 最近、「ブルーカラー」が大きな議論の的となっているようだ。  人々が思っている「ブルー…

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診断と研究の「離婚」

 近年、言ってしまえばこの20年、医学部における病理学研究は大きく変わってきた。  病理…

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兵庫県の病理医の現状

 私は兵庫県を中心に、大阪でも働くフリーランス病理医だ。  もともとは神奈川県横浜市出身だが、神戸大学医学部に学士編入したのもあって、兵庫県に定着してしまった。同級生に関東出身者も少しはいたが、概ね関東に帰ってしまったのだが。  というわけで、兵庫県の病理診断に寄与しようとしているが、兵庫県の病理医もなかなか厳しい状態だ。  ちょうど厚労省の医道審議会の医師専門研修部会の資料が公開されていた。  それをみると、兵庫県は医師中程度圏に分類されており、全国平均に近い。

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人から感謝されない仕事を続ける方法

 昨日病理診断が不採算部門として切り捨てられるリスクを抱えていることを書いた。  そうい…

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稼げる病理医

 病理医は「稼げる」のか。儲けられるのか…。  これは私や世の中の病理医たちが常に突きつ…

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「名誉白人」を目指さない

 Xを見ていると、外科系を中心に、病理医を軽く扱うというか、下に見るかのような投稿を目に…

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病理医と「方言」

 病理診断というのは、言葉を使う職業だ。  診断名を英語で書く習慣は、たぶん日本語の曖昧…

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清潔と病理

 小綺麗な世の中になったと思う。  私が子どもで記憶のある70年代後半から90年代前半、街は…

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独学と"質問権"

 何かを一人で学ぶことは非常に難しい。  まず何をやって良いか分からないし、やりはじめた…

乱世を泳ぐ~あるフリーランス病理医の戦略

 今日も定期購読者オンリー記事にします。