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どケチ実家暮らしアラフォー男の金銭感覚

東京生まれ東京育ちで、一度も実家から出たことないまま結構な年齢になっているゲイが、周りに何人かいる。

若い頃からずっと一人暮らしをしてきてる男と、実家暮らしの男は、価値観の相違で大概ダメになる。

40歳にして実家暮らしで、ひとり暮らしを1度もしたことのないゲイの知人がいる。この男、会うたびにやたら「お金がない」アピールしまくる。

「あー、新しいゲーム買わなきゃ。金かかるぅ。高くない?2万だよ?結構悩むよね〜。貯金どころじゃない。飲み行ったり旅行したり超お金かかる〜。」
「あっそう。実家にはお金入れたりしてるの?」
「1万。それ以上無理。てか、年末台湾でも行こうよ。まじゲーム2万悩む〜。」
「・・・。」

この40歳にして実家の男は、そこそこいい会社に勤めていてボーナスも結構もらっている。年収少なくとも800万。
そして実家には、実際は一円も入れてない。
かたや一人暮らしは、光熱費・家賃・インターネット・携帯・区民税だけですごい額が自動的に消え、最低限な生活費だけであっという間にお金が消えていく日々。
そんな二人が万が一同棲をしたとしたら、ストレスと破局街道まっしぐら。
ずっと実家暮らしだった女性が、結婚を機にはじめて実家を出るのとはわけが違う。

こういう時に男同士だと、ひとり暮らしを1度でもしたことあるかないかで、同棲後のうまくいく可能性が違ってくる。
全然折半をしたことがなかった人から家賃・光熱費の半分を徴収できるか。
それプラス、例えばトイレでおしっこを座ってするしないなどの、些細な価値観の相違もたくさんでてくる。
そんな障害をも越えられるくらい一緒にいたいと思える相手って、よほどじゃないといない。
なのでゲイの世界では恋愛が長続きしにくい。

妥協しながら、我慢しながら、それでも一緒にいる必然性とは。
その我慢がが保てるのが、だいたいみんな3ヶ月。
3ヶ月のお試し期間を経て、自己愛を満たすために、まだみぬ究極の理想の「君」を探す旅へ。

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