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血液型パンデミック

ゲイの世界で、結構血液型を気にする人が多いように感じる。
自分は、「血液型の話題だけはめんどいのでしない」というのがモットーで、可能な限り回避したい派。
別に相手の血液型知らなくても困らないし、特に知りたいともおわない。
血液型の話題がすごい苦手な人はほんの一部で、日本だと血液型占いを信じてる人が体感だと9割。だがしかし「4種類の血液型で全員が同じ性格とかありえないし〜」とか言うことも、それはそれでうざくなるし愚問。
先日ネットニュースで、コロナに感染しやすい血液型があるとかどうとかいう記事をみた。それを知ったところで、もうなす術がない。

とあるゲイの友達が、「ゲイはB型が一番多いんだって。それって、まじほんとそれ当たってる。」といってた。
どういう統計を基にしたデータなのか。
身の回りのゲイ百人に聞きました、的な長年の独自データの積み重ねとかどうとか。
血液型占いの歴史を辿れば、きっとそんな大掛かりで壮大であり、かつ大雑把な統計学。暇人のなせる偉業。

そんなある日、女性の知人が
「ねえねえ、血液型何型?」ときいてきた。なので、
「調べたことないからわからない。」とシャットダウンしようとするも、
「知らないってどういうこと?嘘でしょ。交通事故にあったらどうするの?血液型わからないと困るよ!!!」と興奮気味に噛み付いてくる。
万が一、輸血が必要な意識朦朧で話すこともできないような状態になった時、医者がその場で血液型確認することが困難で、患者の口から『私の血液型は、、、えっと、、』って言わせるのが医療の現状だとしたら、それはそれで面白いけどw
と思いつつ、
「アメリカだと血液型知ってる人少ないし、聞いたらすごい怪訝な顔されたと、留学経験のある友達が話してたし。多分根拠がないよ。いや〜、今日いい天気ね。」というと、
「日本と一部のアジア圏では信憑性あるからいいじゃん。で、血液型何型?そういう風に血液型を言わないってことは●型でしょ。それだけ拒否するってことは●型でしょ。」
「知らないよ。聞いてどうするのさ。その血液型が貴方がダメな血液型だったら関係性が変わるってか。」
と答えども、
「でも、血液型占いって当たると思う〜。で、何型?」とさらに迫りくる。
「ほんともういいよ。その貴方がなんどもいうその●型でもなんでもいいよ。」「(半笑)。血液型を言いたがらないこと自体●型の典型。超うけるんだけど。」
私●型のひとと合わないんだよね〜。」
「・・・。もうこのやりとり無理。」
「無理とか言うところがまんまそう。私●型のひとと合わないんだよね〜。」
「そのお言葉、こちらもそのままお返しします。」

血液型やら自分の価値観を強引に押し付ける女のしつこさよ。
この会話のあと、疎遠になった二人。
自分はその女の血液型も聞かずしまいだったので、証明すらできぬがこの女との血液型の相性は当たっていたのであろうか。

血液型占いよりは、昔の新聞に載ってた干支占いの方がまだゆるくて好き。
同じ学年の人が、毎日同じ運勢っていうザックリ感。

と、ここまでこれを読んだあなたは血液型は何型?

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