【少】親ガチャ、子ガチャ

旧Twitterより。
https://x.com/enman1204?t=habZzSrQ3rFeD5iinnn4mA&s=09

仏教的には、
子ガチャも親ガチャも存在しない。

全ては因縁業報。
生まれるところに生まれ
生まれるべき子が生まれ
親子互いの過去世の業に基づいて
この世の親子の関係となる。

その仕組みは複雑であり、
単純に語られるものではなく、
よく知られる浅い因果応報は
基本形に過ぎない。

良いことをしたら良い報いがある、
悪いことをしたら悪い報いがある、
良い結果があるということは良い因があった、
悪い結果があるということは悪い因があった。
というのは実に基本形に過ぎない。
他の複雑なメカニズムの前に、
かすんでしまうことも多く、
それだけで見ようとすると
矛盾しか感じられないことになる。
現に現代人の多くは、信じられなくなっている。

例えを挙げるとすれば、
善良なる魂で、
しかし過去の悪業や未熟さがあるとき、
わざと悪い境遇に生まれていって
禊をするということがある。
そうなると、その結果だけを見て
悪い過去の業があったと短絡的に見ると
信じられないことになったりする。

大昔の人は、
こうした複雑な因縁因果を
自然と向き合う中で敏感に的確に
理解していたから
因縁因果を真実と捉えていたし
輪廻転生を真実と見ることが出来ていたし
それが生活の知恵となって、
善き生き方が出来ていた。

ところが農耕の発展と共に
いわゆる弥生時代あたりから崩れはじめ
時代が下るにつれて、
理解が衰えていった。
無論、衰えるといっても、
理解する者はいたから今日に繋がっているし
これからは科学の発展によって、
再び理解される日が来ると私は確信する。

あたかも脚力落ちたが交通手段発達したが如く、
視力落ちたが望遠鏡顕微鏡など発達したが如く。


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