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公開処刑

ライター仲間で公募小説に応募した作品の品評会を行った。きっかけは、応募作品が落選した報告をしたら、読ませろの声があがったこと。落選した作品を読んで何が面白いのか?好意なのか、ゲテモノ見たさなのか分からないが、いずれにしても晒しものになるのを覚悟してOKした。小説は短編恋愛小説。皆が通読、思い思いな感想が出された。「(季節や情景、五感的な)色がない」から始まり、容赦のない言撃が続いた。内容は殆ど覚えていない。言い返しは、水掛け論になってしまうし、皆上気したようで止められる雰囲気でもなかった。ただただ打たれ続けた。もうこれはリンチである。最後に「あなたは恋愛小説は書かない方がいい」とトドメを刺される。言葉はナイフよりも鋭利だ。正直、心がズタズタになった。作品の品評会は、発言がエスカレートすることもあるので、そのあたりを参加メンバーは留意すべきだと思う。悄気た気持ちも今では回復して、本を正せば私の力量に尽きる。生まれ変わったつもりで文章の勉強をしていこうと思う。

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