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出産をためらう理由:体力・その1

※書いたら長くなったので、二つに分けて投稿しようと思います。

産みたい理由は山ほどあるが、総じて「今よりもっと幸せになれると思うから」だ。それに対して出産をためらう理由は2つだ。自分の気持ちと状況を整理するためにも、綴ってみようと思う。

出産をためらう理由の一つは「母の体力」だ。母とはつまり私のこと。

私は決して病弱と言うわけではないのだけど、もともとアトピーがあって皮膚が弱い。状態が良かった時期もあるけれど、これまでの30年で4回、アトピーが原因で寝込んでいる。1度目は小学校3年生、2度目は高2の時、3度目は3年前の春、4度目は去年だ。さらに、精神的な部分が強い方なので体力を気力でカバーしようとする傾向があって、そのせいで3年前の秋に心をやられて1ヶ月入院もした。

アトピー1度目・2度目はもう十年以上前なので割愛するけども、例えば2度目の時なんかは肌の状態がひどくて傷だらけで、そのせいで外気に触れることができずに、通院以外の外出はおろか窓も開けられない生活で、ほとんど寝ていた。

3度目は息子が3歳になるくらいの3年前、2014年の春。その前の年の冬まで1年半くらいバイトしていたのだけど、当時シングルマザーだった私にはオーバーワークで、さらに健康管理もちゃんとできなかったから、そのぶんのツケが春に回ってきて、とうとう布団から起きられなくなった。全身傷だらけで、肌の乾燥も酷く、毛布をかぶっていても寒かった。お湯に浸かっているといくらか楽だったので、息子を保育園に送ってからと夜寝てからは、ほとんどお風呂に入っていた。(ちなみに、保育園に送っていくのもしんどくて、毛布かぶってタクシーで送り届けることもしょっちゅうだった。)

この時はまだ少しお金があったのと、ご縁を頂けたことがあって、病院には行かずに(というか、体の状態がひどすぎて行けなかったのだけど)「これが良いよ!」と教えて頂いた民間の商品やらを活用して2ヶ月くらいで動けるまでに回復した。が、あくまで「動けるまで」なので、完治ではなく、くすぶった感じはずっとあった。

そして、同じ年の秋。アトピーから回復してすぐ、夏から個人で仕事を始めたのだけど、何もわからない素人が0から始めた活動だったので「早く結果を出さなくては!」とあまりに必死すぎたのと、家事育児をしっかりやらなくてはというプレッシャーがありすぎたのと、息子もアトピーがあってそれも対応しなくてはならなかったのとで、ざっくり言うとパニックになって1ヶ月間の強制入院となった。

この時のエピソードもいろいろあるのだけどその辺は今回の本筋からはそれるので割愛して、とにかくこの時の経験から「家族との時間第一優先」「自分の心と身体を労わる」ということを学んだ。とはいえ、春のアトピーでお金をだいぶ使ったのと、そもそも生活をまかなわなくてはならないので、それまでとは時間の使い方は違ったものの、でもやっぱりあれこれ必死だったし、自分を労う前に子どもに食べさせなくてはならないので、アトピー改善には至らなかった。むしろ食事とかも、アトピーで手が荒れて炊事がほとんどできなかったのと、仕事に追われていたのとで外食やお弁当ばかりだったんだけど、お金がなかったから自分の分は頼まずに、息子の分だけ頼んだりとかもしていた。

その時は、本当に1日1食でもお腹減らなかったし、「不食の人もいるんだから大丈夫さ☆」と思ってたんだけど、今思うとその「大丈夫」は健康状態が良い人にのみ適用されるもので、私は着実に栄養失調の一途を辿っていたのだと思う。さらにいえば、その食べてた1食もコンビニのおにぎりとか肉まんとかパンとか、そんなジャンキーなものばっかりだったから、添加物とかもとりまくっていて体には負担ばかりかけていたのだと思う。

一昨年の1年間はそんな生活だったので、表には出ていなくても、体の中は悲鳴をあげていたんだと思う。で、それが去年、爆発したんだと思う。

※出産をためらう理由:体力・その2へ続く

ここまでお読み頂きありがとうございます!重度のアトピー(癌だった疑いあり)から医者にかからず回復中の一男二女のお母さんです。日々の出来事から感じたことや考えたことを綴っています。元気になったら表現活動や新月材を使った場所作りなどしたいことが沢山あるので、応援宜しくお願い致します!