【ぐるっとパス2024・2周目4】郷さくら美術館/涼-夏を楽しむ-現代日本画
こうも暑いと目からも涼しくなりたい。会期・2024年7月2日(火)~9月8日(日)早めのギャラリートーク日(7月13日(土))に合わせ来館。
会期早々だが土曜日なので身構えて行ったが、それほど人出も多くなく、ソファに座ってぼーーーっと、も可能。
★「Uneri」野地美樹子
波がうねる音や水しぶきを感じるかのような絵だった。
実物を見なければ分からない、波に描かれている色や点。そうよね、実物はこんな風に色々なものが浮いていたり、思わぬ色が見えたりするもの。そういったものを描きこむことによって、絵から五感が刺激される。
★「緑嶺」中村宗弘
一番気に入った絵はこれ。
★「緑林」林潤一
白神山地はいつか必ず行きたいと思っている地。
同じく林潤一氏によるこちらは朝顔、
★「爽暁清韻Ⅰ・Ⅱ」林潤一
★「木漏れ日」佐藤晨
濾過された光、だなんてこの方「詩人」でもある。
画家が云うところの「孤独」はこのつがい?の鳥なのだろうが、私からするとこれは「孤独」ではない。世界は「私たちだけよい」と、自らがその孤独を引き受け、生きている。片割れがいるだけで、その世界は完璧に完全になる。
★「高原の花」渡辺信喜
同じ画家によるこちらは、
★「朝顔」渡辺信喜
この「朝顔」もそうだが、絵だけアップしてもその大きさが伝わりにく。結構大きな絵で、その隣の人物画も等身大くらい。
★「夏Ⅰ朝」青山亘幹
この絵は浴衣の柄が気に入った。
日本には古来からたくさんの文様があり、それぞれに願いや祈りが込められている。
吉原繋ぎ:四角形の四隅をくぼませた形を繋ぎ合わせて縞模様にしたもの。江戸時代最大の遊郭であった吉原の名前が由来となっている。吉原の遊郭に一度足を踏み入れるとなかなか解放されないことからこの名がつけられた。「一度踏み入れると…」 というネガティブな意味とは異なる思いも込められていて、連続的につながれた鎖のような文様は、人と人とを結ぶ良縁を意味しており、人間関係を豊かにするという粋な思いも込められている。
★「ひかりの記憶」村田裕生
★「神象 那智」吉田舟汪
絵を見るだけで幽玄さに心洗われるようなんだから、実物はどれほどだろう。
ぐるっとパス2024で2周目、行ったよ
1. 泉屋博古館東京 1,000円
2. 熊谷守一美術館 700円
3. 東京都庭園 1,400円
4. 松岡美術館 1,200円
5. 郷さくら美術館 800円
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