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【読書】挫折した本

本読み好きの私から生まれた子2人。私の血を分けたからにはどっちかだけでも本好きになってくれないかしら、と期待し、幼少の頃からたくさん絵本を読み聞かせた。

あぁ、残念、愚息2はよくぞその国語の成績で私立中学に合格できた、と思うほどの読書嫌い。分厚い「源氏物語」を嬉々として読んでいる私を、異星人でも見るような目で見、
「僕たちとても血がつながっているようには思えないよね」
とのたまう。
愚息1は愚息2よりはまだましで、教科書で読んで続きを読んでみたい本や、巷で流行っている本を時折買ってくる。買ってくるのはいいが、仕事でほぼ海外にいるので、読まれずに放置されていることが多い。

私は貧乏性である。
無駄金を使いたくない。
対価を払ったのに、ただ積読のまま手に取られない本、というものに我慢がならない。手に取られない本に哀愁も感じる。
だから、失敗しないように図書館を多用するのだが、「借りずに買うんだった!!!」と後悔する本にも時折出会う。

海外にいる愚息1の代わりに、彼が買ってきた本を読んでみる。

「星を継ぐもの」ジェイムズ・P・ホーガン
説明が不要なほどのロングセラーである。
初版1977年から46年というほぼ半世紀たっても読まれ続けるのだから、それだけの理由があるのだろうが、ダメだった。SFで半世紀も前となると様々な設定が古すぎる。ラノベのような文章にもついていけないが、この時代の堅い文章にもついていけなかった。(2023.12)

「三体」劉慈欣
読書友からも面白いよ、と言われたので期待したのだが、ダメだった。そもそもコンピューターゲーム(言い方がどうかと思うが、ようするにボードゲームやトランプとかではないという意味で)が苦手である。マリオカートなんて、まともにまっすぐ走れないし、倒しても倒しても悪者が出てきて、それもバージョンアップしてたりして、そんなネバーエンディングストーリーのようなものに付き合いきれない。
どこまで我慢すれば最後まで到達できたのだろう。。。(2023.12)

SF、映画は好きだが、読む物とは相性が悪いのかもしれない。

「恋文の技術」森見登美彦
好きなジャンルではあるのだが、持って回った言い回しの多用についていけなかった。(2023.12)

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