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【ぐるっとパス2024で行ってみた 1】郷さくら美術館/第11回 桜花賞展1/2

国宝だろうが、ホヤホヤの新人だろうが、分かりやい美術品が好きだ。現代日本画の専門美術館「郷さくら美術館」には以前から行きたいと思っていて、ぐるっとパスを使って初来館。
最寄駅から徒歩5分だけが好条件と言える立地環境だが、美術館内に入ってしまえばそこは静かな空間。
展示されているすべての作品が写真撮影可能なのも嬉しい。

「惜別・櫻(せきべつ・さくら)」西田俊英(しゅんえい)2007年

我が師である塩出英雄先生の七回忌法要の年に描きました。
塩出先生もその師である奥村土牛先生の七回忌には桜を描きました。私も是非、桜を描きたい、いや描かねばならぬと思ったのです。

解説パネル・西田俊英氏
遠く先に視線を伸ばすその先にあるもの、人を想う?



壁の一面はこの2枚の他を展示できる余地はない。
「瀧桜」林潤一 2002年
《取材した桜》福島県三春町 三春瀧桜


「春宵(しゅんしょう)」渡辺信喜(のぶよし)2001年
《取材した桜》山梨県身延山 久遠寺


「乙女桜」中野嘉之(よしゆき)2019年

動物を配することで、静物画が途端に風景画になる気がする。

歴代の大賞受賞作品が展示されていた。

第1回 大賞
「花音(かのん)ー滝桜―」加藤恵(けい)2012-2013年
《取材した桜》福島県三春町 三春滝桜


第10回 大賞
「桜の間」工藤彩(あや)2022年
《取材した桜》石川県金沢市小立野
”幹と幹の間から覗かせる桜の静謐な空気感と、共生する植物たちの愉しそう様子を絵描きたいと思い制作しました。”


どの絵も本当に綺麗なので調子に乗ってバンバンアップしていたら、記事が重たくなったので、はからずも2/2へ続く。

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