場面緘黙の子どもに寄り添うために:普段通りの接し方を
「場面緘黙」という状態にある子どもたちについてお話しします。
この状態の子どもたちに対して、どのように接すれば良いのかを考え
彼らにとって居心地の良い環境を作るためのポイントをお伝えします。
場面緘黙とは?
場面緘黙(ばめんかんもく)とは・・・
特定の状況や場所で話すことができなくなる状態のことを指します。
親しい人とは普通に話せるのに、特定の場面では
口を閉ざしてしまうことが特徴です。
このような子どもたちは、特定の場面で話すことができないだけで
他の面では何ら変わりなく過ごしています。
自分の価値観で状況を変えようとしないで
多くの人は「その子のために」と思いながら、自分の価値観で状況を
変えようとします。
しかし、それはその子のためになるどころか負担になることの方が
多いのです。
勝手に専門家になったり、分析的に語り出したりするのではなく
その子のペースに寄り添うことが大切です。
特別視せず、普段通りに接する
場面緘黙の子どもたちに接する際は、特別視せず、普段通りに
接することが重要です。
その子が来ているだけで、すでにスゴイことなのです。
無理に話させようとせず、自然体で接することで、彼らも安心感を
持つことができます。
いつか、いい状態に戻るから
大切なのは、焦らずに待つことです。
場面緘黙の子どもたちは、自分のペースで「いい状態に戻る」ことが
できます。
「治る」のではなく「戻る」という感覚を持ちながら見守りましょう。
親しい人とは、何ら変わらないかかわりができるのですから、
その子自身も困っていないことを理解してください。
場面緘黙の子どもたちに対する理解を深め、ペースに寄り添いながら
温かく見守っていきましょう。
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