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【楽韓論】韓国の情報は日本語で読めるのに

韓国メディアというものは、とても親切である。

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(本文とは関係ありません。「JSA」「チャングムの誓い」でお馴染みの女優イ・ヨンエが主演した復讐劇)

関係ないと言いながら筆者が韓国に住み始めたとき、テレビで人気だったのがイ・ヨンエ主演のSBS「花火(原題:불꽃)」であった。奥菜恵にそっくりに見えたイ・ヨンエが、なだぎ武にそっくりなチャ・インピョにいびられるドラマ。セリフはほとんど聞き取れなかったが、横暴な財閥の息子と優しく可憐な女性が振り回されるこれぞ昼ドラ!だと思って観ていたものである。

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さて、そんな「親切なメディアさん」だが、韓国で三大紙と呼ばれる日刊紙「朝鮮」「中央」「東亜」日報は、それぞれ一日に数回、記事翻訳して日本語版サイトを更新している。

朝鮮日報が量と頻度がダントツである。有料だがエンタメ記事も充実しており、さらに記事が2日程度で削除されるからウォッチャーが見逃さない。(通信社聯合ニュースからの転載も多いが)

更新される記事数は及ばないものの、中央日報は各記事にコメントを書き込める欄がぶら下がっており、常に「まつり状態」にある。日本語版のレイアウトでは日本関連の記事だけを特集枠でまとめており「日本人に読ませるための見せ方」をしている。いずれも確信犯だ。Yahooニュースに転載されているため、なんとなくこちらに引っ張られて記事を読んでる人も少なくないだろう。「中央日報 - 韓国の最新ニュースを日本語でサービスします。」というリード文もいやらしい。

そして東亜日報だが、こちらは更新もボリュームも少ないが、他の2紙が扱わない地味な政治記事を載せていることがあり、これまた(なんとなく)棲み分けができている。朝日新聞との提携紙であり共同世論調査なども実施している。李洛淵(イ・ナギョン)元総理、元与党代表、次期大統領選有力候補者は東亜日報の日本特派員出身であり、編集局長や論説顧問も務めた沈揆先(シム・ギュソン)氏もまた東京特派員や慶応大学での研究歴もある知日派である。

とはいえ、この3大紙がいずれも進歩政権には批判的な「保守御用紙」であることから、ネットニュースで事足りて新聞を読まない若年層は進歩寄り、新聞購読層の中高年層は保守寄りのため、世代間分断が激しい、、と言われていたのは、いつのことか、、、

他にも進歩・革新系の代表紙であるハンギョレ新聞も自前の日本語版ニュースサイトがあり、通信社聯合ニュースもなかなかの頻度で記事更新を行っている。韓国主要紙の朝刊ヘッドラインまで翻訳掲載してくれるほどの親切さである。

それに比べて、日本の発行部数順でいえば、読売、朝日、毎日、産経あたりで見ると・・・⇒続く

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