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『高齢者にNISAは有効的なのか!?』
本日のテーマは、
『高齢者にNISAは有効的なのか!?』です。
先日、母親から「ゆうちょ銀行に行ったらNISAを勧められたのだけど、始めた方が良いか?」と相談を受けました。
母は今年69歳になります。
資産形成をしっかりと行うためには最低でも15年の期間が必要なので、母が84歳になる頃にようやく資産を引き出すことができるようになります。
長生きする可能性を考えると、15年間寝かせておける余裕のあるお金がある場合は、NISAを始めるのも一つの選択肢です。
しかし、そうでなければ、今から資産を大きく増やすチャンスはあまり期待できないのが現実です。
岸田総理は、家計金融資産2100兆円を活用し、「資産運用立国」を実現すると宣言しました。
今年から新NISAもスタートし、その推進に力を入れています。
日本の家計金融資産の約半分の1000兆円が預貯金として眠っている状態なので、これを資産運用に回すことで、国民全体の豊かさが増すと期待されています。
しかし、預貯金の大部分は60歳以上の人々が保有しています。
だから、ゆうちょ銀行も高齢者をターゲットにNISAを勧めてくるか!?
いえ、違います。
本当に金融に詳しい人なら、70歳手前の人にNISAを勧めることはないでしょう。
窓口のスタッフは、上司に言われた通りに案内しているだけで、実際のところ深く理解していない場合が多いのです。
NISAを70歳前後の人に勧めるのは、相手のことを考えた提案ではなく、契約手数料を狙っているだけとも言えます。
20代から40代の人々が自助努力で資産形成を進めることには賛成ですが、政府の言っていることと実際に行われていることに少し違和感を感じることもあります。
(ここではNISA制度自体を否定しているわけではありません。)
私たちは、こうした現状を理解しつつ、自分たちの資産形成を進めていく必要があります。
定年が近づいてから老後のお金のことを考え始めても遅すぎるので、働き盛りの世代は早めに行動を起こすことをお勧めします。
手遅れになる前に、お金の問題は早めに解決しておくことが大切です!
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