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報告 Jazz in B-flat

2023年ももう後わずかとなりました。そんな中行って参りました本年ラストのライブ「NOSTALGIA」のご報告をいたします。場所は半田山というところにあります「Jazz in B-flat」というお店。
オカリナのえんじろう、ピアノのりょうこといういつもの音心に加え、ギターの井手寛和氏を加えてのユニット「NOSTALGIA」です。そしてその名称は今回のライブ名でもあります。

出発前

今回は午後から井手さんと3人で事務所での音出しをしました。お忙しい中、井手さんが時間を捻出してくださったので、気になるところを中心にじっくりと確認を行うことができました。
準備良しとなったところで、お店で再開しましょうということでそれぞれ移動を開始しました。

会場にて

B-flatの建物

いつ見ても演奏前のB-flatはとても巨大で威圧感すら感じます。えんじろうがワクワクしながらこの景色が見られる日は、果たしてくるのでしょうか?そんな日が来たとしたら、そのときはそれまでにないパフォーマンスが発揮されることもあるかもしれないとも思ったり。

オカリナのセッティング

色々なことを考えつつ、オカリナのセッティングが進んでゆきます。
オカリナはピアノのすぐ近くに陣取り、ステージのほぼ真ん中です。ピアノの音とギターの音が左右から聴こえるありがたいポジションだと思います。
今回はルーパーを使用する予定だったため、それを経由した接続をお願いしました。

準備中の井手氏

井手さんはピアノと向かい合うような格好で座り、自前のアンプを2台使ってのプレイです。スピーカまでを自前の機器で完結できるというのはなかなか魅力的に思いますが、運ぶものは大量になるのでそれはそれで大変そうですね。

全体の構図

ステージ全体像

今回のステージの全体像はこんな感じになりました。実はリハーサルの時間がかなり押してしまい、開場ぎりぎりになってしまいました。もしも少しでもお店の前でお待たせしてしまっていた方がおられたら、大変申し訳無いです。
控室に降りてから1時間は、リラックスできるように3人でお話などをしていました。

演奏の様子

さてここからは、ライブに足をお運びくださったNCH氏のナチュラレカメラ画像とともにお送りします。

ステージの様子はこんな感じ。

ステージ全体像
りんごシェイカー

演奏前、えんじろうのオカリナテーブルには、何気なくりんごシェイカーを置いていました。しっかり独占撮影してもらえてよかったね。

自前マイク

今回は自前のマイクを用意してきました。使い慣れているので距離感も安心してコントロールできます。

井手氏のギター

井手さんは3本のギターを使用しての演奏でした。1本は控室に持っていき、一緒にステージに出演という感じです。

MCの歯がゆさ

オカリナ準備

今回何度となくオカリナの準備のために、無言になるというシーンが有りました。

MC中のえんじろう

自分的にはぱっとしないおしゃべり。それが今回のMCの感想でした。決めという決めがなく、話そうと決めていたことも十分にお伝えできず、曲順も間違えたりとなんか色々やらかしていました。
もちろんその度に笑いを取って雰囲気まで変にしてしまわないように努めていましたが、もうちょっとなんとかならんのかいと自分で突っ込みたい気持ちがありました。

今回MCは基本的にオリジナル曲を作った自分がやると決めたのです。それだけになんか悔しいような、でもまあこんなものかというような複雑な気持ちでした。

景気づけの1曲め

穏やかに演奏するえんじろう

トップに演奏したのは「山の中からDopponponドゥッポンポン(」です。景気よくはじめて自分たちのテンションも一挙に上げてゆくという作戦でした。編曲度も高く、前回演奏した中で最も変化した曲でした。
今回さらに小さなバージョンアップを重ねたので、それをお届けできるのもまた楽しみでした。

ソプラノを演奏中

前半のアルト部分は先日入手したばかりのオリオンというオカリナ。終盤は慣れ親しんだ森の音さんのソプラノ管と歌いました。

ギターのイメージが具現化

ギターを弾く井手氏
脱力の先にを演奏中
誰でもふケーナとえんじろう
ピアノとりょうこさん
エレキを演奏する井手氏

今回は新たに「雨上がりの雫」や「脱力の先に」など、編曲の時点でギターのフレーズも頭にあった曲が、実際のギターの音で聴こえてくるという幸せな状況になりました。
そうなるまでに井手さんにはたくさんのお願いや注文をさせていただいたのですが、それらを実現してくださることに本当に心強いものを感じます。

カリンバ時間

カリンバソロ中のえんじろう
3人のソロ演奏

前半の終盤で演奏した「空が呼んでるよ」では、3人それぞれがソロ演奏をする時間があります。えんじろうはまた、この曲用にオリジナル調律を施したカリンバを使い、前回とは違ったフレーズを演奏しました。
小さい音ですがパーカッションにもなるカリンバ、様々な調律済みのものがございますので、興味ある方はこちらを御覧ください。

カリンバの紹介中

売り込みのためにカリンバの解説中のえんじろうを横目に、2人がステージから立ち去りました。そして

ルーパー時間

テナーF管を掲げるえんじろう

えんじろうはテナーF管を天高く掲げた!・・・しかし何も起こらなかった。という感じの写真です。やっぱり演奏しないと何も起こりませんよね。

ルーパー装置

というわけで、前半のラストには、先日手に入ったばかりのテナーF管を披露したいがために考えた企画を実行しました。
それはルーパーを使ったパフォーマンスで、ベースとしてテナーF管を使用するというもの。先日カレーを食べたときにお店でかかっていた曲をヒントに、ルーパーを使った即興演奏をしました。

テナーF管
アルトF管
ソプラノF管

はじめはジングルベルをやろうかなと思っていましたが、ここまでオリジナル曲を続けているところにあまり入れたくないなと感じたため、急遽このようになりました。

サウンドシェイプの写真

この工事現場みたいなのは「サウンドシェイプ」という楽器です。結構色々な音が出てお気に入りに加わりました。

ちょっとラストの締まりの悪い感じになってしまいましたが、やりたかったことの半分以上はできたかなと思います。えっ?そんなにできなかったのかと思った方もおられるでしょうか?実際音楽ってそういうものだと思いますよ。思い描いていたことが100%できることなんて、滅多にないと思います。

休憩

物販コーナー
休憩時間とりんご

そして15分の休憩。後半は季節のめぐりと共に進めてゆくプログラムにしました。

シェイカーの活躍

りんごシェイカーとえんじろう

りんごのシェイカーも、だいぶ鳴らし方が上手になってきました。というか、シェイカーにもちゃんとこつがあり、それを知ると全然刻まれるリズムのメリハリが違うんだということを思い知らされます。

なんて書くと何でもできそうに聞こえますが、良い音で奏でられるようになったのはただ左右にふる繰り返しをしているときのお話です。しかしこうやってちょっとずつ前に進む感覚は、とても好きですね。そのうち小技のようなものもできるようになったりして。でもやっぱりオカリナのシェイカーも、この基本の音が素敵だなあって思います。

井手さんのお話コーナー

話題を振るえんじろう

後半では、井手さんにギターのエフェクターについてお尋ねする時間を作ってみました。
何せ滑らかそうに演奏をなさっている井手さんの足元には、本当に様々な機会たちがひしめいているんです。

様々なギター機材
丁寧に話す井手氏
笑顔の井手氏

井手さんがとても楽しそうに話をしてくださるので、これやってよかったなあと感じました。お客様にもエフェクターのことが伝わったらいいなと思いました。

りょうこさんとピアノ

答えるりょうこさん

りょうこさんにも同じように質問コーナーをやりました。ピアノソロについての演奏するときの気持ちなどを質問。

ピアノ演奏中のりょうこさん
真剣な姿

入り込む演奏

ソプラノ管演奏中
上を向いて演奏中
穏やかに演奏中

オカリナの音色って聴けば聴くほど中に吸い込まれていく気がします。それは吹いているときにも同じです。

ギターと井手氏
どっしり構える井手氏

枯葉舞うⅢ

今回の演奏の中でも特に聴いていただきたかった「枯葉舞うⅢ」を最後に持っていきました。シェイカーなど使ってボサノバみたいな感じになりました。
井手さんが何気なくやってみてくださった伴奏がきっかけになり、雰囲気が決定したというⅠ曲でした。

ラスト演奏中
終演

演奏後の光景

演奏後はいつも喉が渇いて仕方ないB-flatでのライブ。今回もお水を2杯くらい飲み干してようやく体が落ち着きました。

ご褒美のお食事

カレーライス
アイス

今回はカレーライスをいただきました。ありがたいことにお客様の差し入れにアイスを頂きました。カレーとアイスの取り合わせはとても良かったです。即興演奏もカレーがテーマでしたし、この日はカレーに引かれる日だったのかな?

忘年会的なひととき

B-flatの玄関

すっかり暗くなっての片付け積み込みを終えて、帰路につきました。10月頃から本腰を入れて準備に何度も足を運んでくださった井手さん、本当にありがとうございました。
そしてB-flatさんと、遠方からも含めて足を運んでくださるお客様方に、大変感謝でございます。ギターが入ってまろやかになったねと言っていただいたのが印象的でした。

ただいまの楽器

ただいまの楽器たち

オカリナ10本、誰でもふケーナ、サウンドシェイプ、りんごシェイカー、組立調律済みカリンバと、全15点の楽器が活躍してくれました。カリンバはすでに商品箱にて大事に保管中なので、写真には写っていません(笑)

前回からそうですが、新規参入オカリナたちも順調にステージの場数を稼ぎ始めており、その度に中も深まっていくと思います。
まだまだこれからというところでありますが、これからも新たな仲間も含めて応援していただけると嬉しいです。
井手さんともまた何か企画してゆきたいと思いますので、今後もぜひチェック宜しくお願いします。



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